抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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軸肥大加工の先進的応用として,丸棒軸と円板との嵌合力は嵌合条件と丸棒軸および円板の寸法に応じて推定可能となることを明らかにした。実験と解析により下記の結果を得た。1)丸棒軸の肥大部が円板の穴内面に接触する前と後では軸肥大変形挙動が円板の内壁からの反力の影響で明瞭に変化する。2)この軸肥大変形挙動に対して2段階の工程を一つの式で表示する数式モデル化を図り,その挙動と実験で得た押し抜き荷重とに基づいて丸棒軸と円板の嵌合力と内部応力分布を推定可能とした。3)本報では,丸棒軸と円板との嵌合力の評価方法として押し抜き荷重を定義したが,この押し抜き荷重は丸棒軸と円板穴とのクリアランスが小さいほど大きくなり,また加工時の軸圧縮力が大きいほど大きくなる。4)ある嵌合条件で,ある一定の嵌合力を得るために必要な加工回転回数は約30回程度である。