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J-GLOBAL ID：201002268576110753   整理番号：10A0720256

非比例負荷を受ける高張力鋼板塑性変形挙動実験観察とそのモデル化

著者 (3件)： 上森武 (近畿大 工) ,  吉田総仁 (広島大 大学院工学研究科) ,  日野隆太郎 (広島大 大学院工学研究科)
資料名： マツダ財団研究報告書(科学技術振興関係)  (マツダ財団研究報告書 科学技術振興関係)
巻： 22  ページ： 67-74  発行年： 2010年06月 
JST資料番号： J0708A  ISSN： 1344-0497  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 非比例負荷を受ける高張力鋼板の弾塑性変形挙動を二軸引張試験によって調査した。そこから得られた弾塑性変形挙動を高精度に再現する材料構成式を検討するため,実験と同じ応力経路を有する数値解析を行った。数値解析には,以下に示す二種類の材料モデル“等方硬化モデル”,“Yoshida-Uemoriモデル”を用いた。まず得られた実験結果より,等二軸予変形を受けた高張力鋼板の応力-ひずみ関係は,再降伏応力が,極めて低い値をとっており,非常に複雑な塑性変形挙動であることが確認できた。その挙動を従来の有限要素法でデフォルト設定されている等方硬化則で計算すると,実験結果とは大きく異なる解析結果を示したが,当研究グループが開発したYoshida-Uemoriモデルで計算すると,非常に高精度に高張力鋼板の非比例塑性変形挙動を再現することができることが確認された。(著者抄録)

シソーラス用語： *鋼板 ,  *塑性変形 ,  負荷 ,  引張試験 ,  応力経路 ,  数値解析 ,  応力歪特性 ,  構成方程式 ,  弾塑性 ,  数学モデル
準シソーラス用語： *高張力鋼板 ,  非比例負荷 ,  二軸引張試験 ,  弾塑性構成式

分類 (2件)： 金属材料  (HC03020E) ,  平板  (HD03060Z)

引用文献 (13件)：

• Uemori, T., Okada, T.& Yoshida, F., Metals and Materials, 4-3(2000), 311-314.
• Li, K. P., Carden, W. P.& Wagoner, R. H., Int. J. Mech. Sci., 44(2002), 103-122.
• Gau, J-T., Gray, L. K.& Kinzel, L., Int. J. Mech. Sci., 43(2001), 1813-1832.
• Hu, W., Int. J. Plasticity, 21(2005), 1771-1796.
• Kim, K. H.& Yin, J. J., J. Mech. Phys. Solids, 45(1997), 841-851.

タイトルに関連する用語 (7件)： 非比例負荷 ,  高張力鋼板 ,  塑性変形 ,  挙動 ,  実験 ,  観察 ,  モデル化