文献

J-GLOBAL ID：201002268600878951   整理番号：10A1342681

人の持つ酒造りの技術・技能の分析

著者 (1件)： 武藤彰宣 (酒類総合研)
資料名： 日本醸造協会誌  (Journal of the Brewing Society of Japan)
巻： 105  号： 11  ページ： 702-713  発行年： 2010年11月15日 
JST資料番号： F0481A  ISSN： 0914-7314  CODEN： NJKYES  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： これまでの研究では清酒醸造に携わる杜氏や熟練者が持つ技術や技能を継承するため,人間の知識工学的手法の一つであるコンピュータを用いたエキスパートシステムがこれまで利用されてきた。しかし技術のみならず技能を知識としてコンピュータ上で表現するためには「技能」の持つあいまい性を評価することが重要で,ファジィ理論を用いることでその目的を達成する可能性を見いだされた。しかし,これらはあくまでコンピュータという装置を使う必要があり,意欲のある万人が簡単に学習するには難解なところがある。今回,筆者はそれらの欠点を補い,技能の伝承と人材育成をより簡便に行うため,酒造りの原点である「ひとづくり」をより円滑に行う。学習方法の構築と酒造りの技術・技能の可視化を目的として,クドバス法による技術・技能分析を実施し,その有効性を検証した。(著者抄録)

シソーラス用語： *清酒醸造 ,  継承 ,  知識工学 ,  *可視化 ,  マニュアル ,  分析 ,  ファジィ理論 ,  チェックリスト ,  製麹 ,  人材育成 ,  *生産技術
準シソーラス用語： クドパス法 ,  チェックシート ,  技術伝承 ,  技能分析 ,  見える化 ,  有効性評価

分類 (2件)： 清酒  (FK04023G) ,  人工知能  (JE08000Z)

引用文献 (39件)：

• 1) 鎌田敬一: 醸協, 87, 83–85(1992)
• 2) 中野三樹太郎: 醸協, 93, 402–406(1998)
• 3) 武藤宏: 醸協, 77, 7–9(1982)
• 4) 中村欽一: 醸協, 62, 963–967(1967)
• 5) 成定良雄: 醸協, 62, 968–973(1967)

タイトルに関連する用語 (3件)： 人 ,  技能 ,  分析