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J-GLOBAL ID：201002268979810364   整理番号：10A1008706

CRISPRエンドヌクレアーゼによる配列および構造に特異的なRNAプロセシング

Sequence- and Structure-Specific RNA Processing by a CRISPR Endonuclease

著者 (6件)： HAURWITZ Rachel E. (Univ. California, CA, USA) ,  JINEK Martin (Univ. California, CA, USA) ,  WIEDENHEFT Blake (Univ. California, CA, USA) ,  ZHOU Kaihong (Univ. California, CA, USA) ,  DOUDNA Jennifer A. (Univ. California, CA, USA) ,  DOUDNA Jennifer A. (Lawrence Berkeley National Lab., CA, USA)
資料名： Science  (Science)
巻： 329  号： 5997  ページ： 1355-1358  発行年： 2010年09月10日 
JST資料番号： E0078A  ISSN： 0036-8075  CODEN： SCIEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 多くの細菌や古細菌はクラスター化され規則的に隙間が空いた短いパリンドロームリピート(CRISPR)を含み,これにより侵襲性の遺伝因子に対して抵抗性を示すが,その中心はCRISPR遺伝子座の転写後のCRISPR由来のRNA(crRNA)の産生とされている。本研究では,緑膿菌においてCRISPR転写物(pre-crRNA)のプロセシングに関与するエンドリボヌクレアーゼ(Csy4)について検討した。同族のRNAに結合したCsy4の1.8Åの結晶構造により,Csy4はcrRNAリピートのステムループの主溝中で配列特異的な相互作用を行うことが分かった。リン酸骨格への静電的接触とこの相互作用により,Csy4は活性部位内に系統発生学的に保存されたセリンとヒスチジンを用いてpre-crRNAに選択的に結合して切断できるようになることが示された。以上より,CRISPR-特異的エンドリボヌクレアーゼの大きなファミリーによる配列特異的および構造特異的なプロセシングが明らかになった。

シソーラス用語： *エンドヌクレアーゼ ,  パリンドローム ,  反復配列 ,  *RNAプロセシング ,  結晶構造 ,  緑膿菌 ,  静電相互作用 ,  分子認識 ,  *活性部位 ,  アミノ酸残基 ,  ヌクレオチド配列
準シソーラス用語： CRISPR

分類 (2件)： 酵素一般  (EB09010D) ,  代謝一般  (EB04030Q)

タイトルに関連する用語 (3件)： CRISPR ,  エンドヌクレアーゼ ,  RNAプロセシング