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J-GLOBAL ID：201002269382149124   整理番号：10A0921488

生物多様性保全と農林水産技術 稲田養殖が紡ぎだす生態系サービス

著者 (1件)： 井口恵一朗 (水産総合研究セ 中央水産研)
資料名： 農林水産技術研究ジャーナル  (研究ジャーナル)
巻： 33  号： 9  ページ： 57-61  発行年： 2010年09月01日 
JST資料番号： Y0218A  ISSN： 0387-9240  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： かつての川沿いの氾濫原に形成される一時的水域は,淡水魚の保育場として機能していた。水際の耕作適地が開墾されていくと,今度は水田水系が代替生息場所となり,生物多様性の維持に貢献してきた。ところがやがて,圃場整備が魚たちの往来を妨げるようになると,生物多様性は損なわれていった。稲田養魚を通じたオリジナル構成種の再導入は,環境・生産者・消費者の三方へ利得をもたらし,生物多様性の回復に役立つと考えられる。(著者抄録)

シソーラス用語： *生物多様性 ,  *水田 ,  *養殖 ,  *魚類 ,  栽培 ,  循環
準シソーラス用語： 生態系サービス ,  無農薬栽培 ,  物質循環

分類 (1件)： 農業経済,農業経営  (FB01020L)

引用文献 (10件)：

• 安室知. 農山漁村と生物多様性. 2000, 134-150
• 市川潔. 佐久. 2006, 112-117
• 羽毛田則生. ビオストーリー. 2005, 3, 34-37
• 井口恵一朗. 日本水産学会誌. 2009, 75, 1, 1-5
• IGUCHI, K. Bull. Natl. Res. Inst. Fish. Sci. 1999, 13, 27-36

タイトルに関連する用語 (4件)： 生物多様性保全 ,  稲田 ,  養殖 ,  生態系サービス