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J-GLOBAL ID:201002269571061297   整理番号:10A1604585

北部本州背弧域の地殻構造と震源断層

Crustal structure and earthquake source faults on the backarc side of northern Honshu, Japan
著者 (2件):
資料名:
巻: 116  号: 11  ページ: 592-601  発行年: 2010年11月15日 
JST資料番号: F0528A  ISSN: 0016-7630  CODEN: CHTZA5  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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北部本州の背弧域は島弧方向に平行な褶曲-衝上断層帯によって特徴づけられ,しばしば浅い地殻内被害地震が発生してきた。厚い新第三系堆積層の下の震源断層の存在を明らかにすることは,強震動予測や被害地震のリスクを評価する上で重要である。深部反射法地震探査や余震観測データをもとに,東北地方中部で震源断層と地殻構造の関係について検討を加えた。前弧域では中新世の正断層が,現在の応力場に対応して逆断層として反転活動をしている。これらの震源断層は,断層の起源を反映し地震発生層の中で高角度の形状を示す場合が多い。背弧域の堆積層が厚い地域では,中新統の泥岩層中にデタッチメントが発達し,thin-skinnedテクトニクスの変形様式を示す。新潟堆積盆地では厚さ6km以上の堆積層に隔てられ,基盤岩中の震源断層と活断層・活褶曲との関連については不明な点が多い。今後,深部地震探査による解明が必要である。(著者抄録)
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分類 (1件):
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地質構造・テクトニクス 
引用文献 (58件):
  • 平田 直・佐藤比呂志・加藤愛太郎・酒井慎一(Hirata, N., Sato, H., Kato, A. and Sakai, S.), 2008, 2007年新潟県中越沖地震-震源断層の傾斜方向はなぜ分からなかったか-.科学(Kagaku), 78, 506-510.
  • 平田 直・佐藤比呂志・酒井慎一・加藤愛太郎(Hirata, N., Sato, H., Sakai, S. and Kato, A.), 2007, 2007年新潟県中越沖地震の震源断層.科学(Kagaku), 77, 930-934.
  • 広島俊男・駒沢正夫・大熊茂雄・中塚 正・三品正明・斎藤和男・岡本国徳(Hiroshima, T., Komazawa, M., Okuma, S., Nakatsuka, T., Mishina, M., Saito, K. and Okamoto, K.), 1991, 山形地域重力図(ブーゲー異常). 1: 200,000.重力図3(Gravity map of Yamagata district, Bouguer anomalies, 1: 200,000, Gravity map series 3), 地質調査所(Geol. Surv. Japan).
  • 池辺 穣・大沢 ・井上寛生(Ikebe, Y., Ozawa, A. and Inoue, H.), 1979, 酒田地域の地質.地域地質研究報告(5万分の1図幅)(Geology of the Sakata Districts. Quadrangle Ser. scale 1: 50,000), 地質調査所(Geol. Surv. Japan), 42p.
  • 今村哲己(Imamura, T.), 2000, スラスト構造の解釈と評価-特に岩石物性と応力分布, 運動像からの予測(新潟堆積盆地での解析例を基礎として).石技誌(Jour. Japan. Assoc. Petrol. Tech.), 65, 28-39.
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