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J-GLOBAL ID：201002270719304400   整理番号：10A0858054

フレキシブルディスプレーのタッチ入力シートのための透明導電性重合体ひずみセンサ

Transparent conductive-polymer strain sensors for touch input sheets of flexible displays

著者 (6件)： TAKAMATSU Seiichi (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  TAKAHATA Tomoyuki (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  MURAKI Masato (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  IWASE Eiji (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  MATSUMOTO Kiyoshi (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  SHIMOYAMA Isao (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN)
資料名： Journal of Micromechanics and Microengineering  (Journal of Micromechanics and Microengineering)
巻： 20  号： 7  ページ： 075017,1-6  発行年： 2010年07月 
JST資料番号： W1424A  ISSN： 0960-1317  CODEN： JMMIEZ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： フレキシブルディスプレーのタッチ入力シートの用途を考慮した透明導電性重合体ベースのひずみセンサを,パリレン剥離プロセスによって開発したので紹介する。繰り返される屈曲に対しての強さから,透明導電性ポリマーの「ポリ(3,4-エチレンジオキシチオフェン):ポリスチレンスルホン酸塩(PEDOT:PSS)」を使用した。ゴムの土台に置いたセンサシートを平面に置く場合と曲面に置く場合について実験した結果,厚さ130nmのPEDOT:PSSひずみセンサは,広く使用されるITO電極(厚さ360nm)と同じ92%の光線透過率を示した。軟質シート上のセンサアレイが5mmの屈曲半径で機械的な300回の屈曲に耐え得ることが立証された。シートが5Nの入力で押されたとき,ひずみセンサ出力のヒストグラムから軟質シート上の接触点を検出できた。電気抵抗とひずみとの関係はリニアであり,ゲージファクタは5.2であった。曲面(曲率半径20mm)を有する軟質シートにおいても,タッチ入力を検出できた。これらの結果は,開発した透明導電性重合体ベースのひずみセンサアレイが,機械的に屈曲可能なディスプレイのタッチ入力シートに適用できることを示している。

シソーラス用語： *導電性高分子 ,  歪測定 ,  *透明材料 ,  フラットパネルディスプレイ ,  センサ ,  電極 ,  *折曲げ試験 ,  *透過率
準シソーラス用語： ITO電極 ,  *タッチセンサ ,  *フレキシブルディスプレイ

分類 (2件)： 力,仕事量,圧力,摩擦の計測法・機器  (AD05050V) ,  高分子固体の物理的性質  (CG02024U)

タイトルに関連する用語 (4件)： フレキシブルディスプレー ,  タッチ ,  導電性重合体 ,  ひずみセンサ