抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
不法伐採が世界的に行われており,木材の地理的起源を明らかにするための方法が求められている。Dendroprovenancing(年輪気候学的産地同定法)は,方法の1つであり,既知の地理的起源の基準木を基に,未知の樹木の輪-幅との相関関係を計算することによって産地を推定する方法である。木材の産地を同定するために,アメリカ南西部産のピニョンマツ(Pinus edulis)およびアメリカヒトツバマツ(Pinus monophylla)monophylla)の炭素同位体ネットワークデータに関するdendroprovenancing法を利用した。最初に,一時的に,期限が未知の試験木材と13の周囲の地点からの基準木間の相関関係(t値)を計算した。次にマップ上にでt値を記入した。産地同定がうまくいった場合,試験木材の実際の起源に近い地点からの基準木と極めて高い相関がみられ,相関関係は試験木材と基準木の距離により低下することがわかった。t値のこの円錐分布は114-304km.の精度で木の産地の特定を可能にする。年輪-幅測定法は面倒ではあるが,アメリカ南西部のピニョンマツの産地を同定する上で炭素同位体法より高い精度が高いことがわかった。(翻訳著者抄録)