文献

J-GLOBAL ID：201002271007863612   整理番号：10A0269421

人体からの静電気放電に及ぼす接地電極形状の影響(III)

Effect of the Shape of Grounded Electrode on the Electrostatic Discharge from Charged Human Body (Part III)

著者 (3件)： 吉原宏 (東京理大 工) ,  吉田孝博 (東京理大 工) ,  増井典明 (東京理大 工)
資料名： 静電気学会誌  (Journal of the Institute of Electrostatics Japan)
巻： 34  号： 1  ページ： 37-43  発行年： 2010年01月31日 
JST資料番号： S0175A  ISSN： 0386-2550  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 種々の曲率半径の接地電極を用いて,人体電位及び極性が放電電流波形及び放電路特性に及ぼす影響を検討した。実験は,絶縁板上に裸足で立った被験者に5MΩの抵抗を介して±2~8kVで充電し,指先に接地金属電極を近づけて放電させた。黄銅電極は,先端の曲率半径が2.5mmの棒電極,曲率半径が5~20mmの半球電極及び半径50mmの円盤形平板電極を用いた。その結果,放電電流波形の出現率,接地電極形状と放電形態,放電開始ギャップ長及び初期放電率との関係について検討した。その結果,正負放電とも,人体電位が高く,電極の曲率半径が指先に近いほど複数のピークを持つ波形が出現した。この場合,放電開始ギャップ長が長くなる傾向を示した。また,頻発する波形形状では初期放電率が高くなった,等を明らかできた。

シソーラス用語： *放電 ,  *接地極 ,  放電路 ,  電極 ,  *静電気放電 ,  人体 ,  *人体実験 ,  曲率半径 ,  放電電流 ,  電流波形 ,  *形態依存性
準シソーラス用語： *接地電極 ,  *形状依存性

分類 (2件)： 電気安全  (NA01070T) ,  接地  (NB09020X)

引用文献 (9件)：

• BAILEY, A. G. Inst. Phys. Conf. Ser. 1991, 118:Section 2, 101
• 近藤崇文. 電子情報通信学会技術研究報告, EMCJ, 環境電磁工学. 2003, 105, 454, 51
• 静電気学会. 静電気ハンドブック. 1998, 252
• 片岡忠史. 静電気学会春期講演会論文集, 2002. 2002, 29
• 吉原宏. 静電気学会講演論文集, 2008. 2008, 229

タイトルに関連する用語 (3件)： 人体 ,  静電気放電 ,  接地電極