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J-GLOBAL ID：201002271850135823   整理番号：10A0440105

配位子-巨大分子認識における分極性水分子 FAKキナーゼの拮抗ピロロピリミジン阻害剤の相対的親和性に対する効果

Polarizable Water Molecules in Ligand-Macromolecule Recognition. Impact on the Relative Affinities of Competing Pyrrolopyrimidine Inhibitors for FAK Kinase

著者 (7件)： DE COURCY Benoit (Univ. Paris Descartes, Paris, FRA) ,  DE COURCY Benoit (UPMC Univ. Paris 06, Paris, FRA) ,  DE COURCY Benoit (Lab. de Chimie Theorique, CNRS, Paris, FRA) ,  PIQUEMAL Jean-Philip (UPMC Univ. Paris 06, Paris, FRA) ,  PIQUEMAL Jean-Philip (Lab. de Chimie Theorique, CNRS, Paris, FRA) ,  GARBAY Christiane (Univ. Paris Descartes, Paris, FRA) ,  GRESH Nohad (Univ. Paris Descartes, Paris, FRA)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 132  号： 10  ページ： 3312-3320  発行年： 2010年03月17日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： フォーカルアドヒージョンキナーゼ(FAK)の5種のピロロピリミジン系阻害剤[ベンゼンまたはピリジン環上のカルボキシル基の置換位置と,連結(CH₂)_n(n=0-2)鎖長が異なるのみ]のFAK阻害定数が0.004μMから2.820μMまで大幅に変化する理由を明らかにするために,分極性分子力学計算により,阻害剤とFAKの間の複合体形成のエネルギーを解析した。連続反応場法による溶媒和/脱溶媒和効果の計算に基づくエネルギー均衡の解析では,阻害剤の阻害定数の実験的序列を説明できなかったが,蛋白質-阻害剤結合部位に限定数(5-7分子)の構造化した水分子を組み入れた計算により,阻害定数の序列を説明できた。分極エネルギー寄与は最適阻害剤の結合を安定化する最も重要な寄与であることを明らかにした。

シソーラス用語： *非受容体型チロシンキナーゼ ,  抗腫瘍薬 ,  *酵素阻害剤 ,  分子動力学 ,  計算機シミュレーション ,  水分子 ,  結合部位 ,  *分子認識 ,  エネルギー収支 ,  活性部位
準シソーラス用語： *FAKキナーゼ ,  チロシンキナーゼ阻害剤

分類 (1件)： 酵素一般  (EB09010D)

物質索引 (5件)： 2-[2-[(3,4,5-トリメトキシフェニル)アミノ]-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル]安息香酸 ,  3-[2-[(3,4,5-トリメトキシフェニル)アミノ]-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル]安息香酸 ,  3-[2-[(3,4,5-トリメトキシフェニル)アミノ]-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル]フェニル酢酸 ,  3-[3-[2-[(3,4,5-トリメトキシフェニル)アミノ]-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル]フェニル]プロパン酸 ,  3-[6-[2-[(3,4,5-トリメトキシフェニル)アミノ]-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル]-2-ピリジル]プロパン酸

タイトルに関連する用語 (7件)： 配位子 ,  巨大分子 ,  分極 ,  水分子 ,  FAKキナーゼ ,  拮抗 ,  阻害剤