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J-GLOBAL ID:201002271928324083   整理番号:10A1153434

UVフリーラジカル重合を利用して合成したリゾチーム鋳型付けポリマ

Lysozyme-imprinted polymer synthesized using UV free-radical polymerization
著者 (6件):
資料名:
巻: 83  号:ページ: 156-161  発行年: 2010年11月15日 
JST資料番号: E0324A  ISSN: 0039-9140  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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分子鋳型付けは鋳型分子を選択的に認識できる高分子材料(分子刷込高分子又はMIP)を作る方法である。小分子の鋳型付けは広く研究されてきた。しかしながら,余り行われないのは,蛋白質を含む巨大生体分子で,その中でリゾチームは食品,薬剤及び診断科学において重要である。本研究では,リゾチームMIPを2段階で作成した。まず,ポリマゲルを合成するためにUVフリーラジカル重合において,リゾチーム,ポリエチレングリコール600ジメタクリラート(PEG600DMA),及びメタクリル酸をそれぞれ,鋳型分子,交差結合剤,及び機能性モノマとして使った。次いで,リゾチームを酵素消化法で除去した。非鋳型付けポリマ(NIP)はリゾチーム添加をしないで作成した。MIPの優先的結合能を評価するために,リゾチーム,RNアーゼA,又はリゾチームとRNアーゼAの50:50混合物をMIP及びNIPに添加し,続いて消化によって解放した。反応混合物に,より多くのリゾチームを加えると,ポリマから解放される蛋白質の量が増すことが示され,より多くの結合サイトがあることを反映していた。リゾチームとRNアーゼAの競争結合混合物を使ったMIPの試験では,MIPはRNアーゼAの20倍も多量のリゾチームと優先的に結合することを示した。NIPは両蛋白質の少量とだけ結合し,リゾチーム又はRNアーゼAのどちらとも優先結合性を示さなかった。これらの結果は,UVフリーラジカル重合でリゾチームが成功裏にMIPに鋳型付けされ,作られたMIPはその鋳型蛋白質と優先的に結合できることを示す。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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