抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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このレポートは,大気中のガス状物質の痕跡量を検出する簡単な方法を説明する。半導体LSIの製作工程では,大気中の気相汚染物質が加工処理中のウエハーに付着すると,製造欠陥が発生する。この問題を克服するために,著者は,そのような汚染を検出するために,水晶振動子マイクロバランス(QCM)を使った汚染センサを開発し,現在適用している。このセンサを使った検出システムは,高感度であり,大気汚染物の濃度変化を追跡するのに適している。半導体LSI加工工場の汚染物質の挙動を調査して,汚染源を特定し,それらを排除することが可能になる。したがって,このセンサシステムは生産コストを下げ,製品品質を高めるのに有効である。そのうえ,このセンサはコンパクトなので,例えば,プラントの周りや,ウエハー容器の中など様々な場所に容易にインストールすることができる。コンパクトであること以外に,QCMコントローラは,使い易く,優れた携帯性を持っている:それは,単にノートパソコンなどの装置のユニバーサルシリアルバス(USB)ポートに差し込むだけでよい。これらの特徴の結果,このセンサは,半導体加工工場で使用されるだけではなく,他の種類の環境測定にも適用できる。(翻訳著者抄録)