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J-GLOBAL ID:201002273458092841   整理番号:10A0988667

添加物によるBaTiO3ナノ粉末の水溶液合成

Additive-Assisted Aqueous Synthesis of BaTiO3 Nanopowders
著者 (5件):
資料名:
巻: 10  号:ページ: 3996-4004  発行年: 2010年09月 
JST資料番号: W1323A  ISSN: 1528-7483  CODEN: CGDEFU  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ポリ(アクリル酸)(PAA),ポリ(ビニルピロリドン)(PVP),ドデシル硫酸ナトリウム(SDS),D-フルクトース,およびヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)を添加物として使用し,水溶液合成におけるBaTiO3粒子の成長を調整した。各添加物の構造と化学特性によってBaTiO3粒子との相互作用が決定された。低濃度では,これらの添加物はBaTiO3の結晶化に影響を与えなかった。高濃度のPAAはBaTiO3の結晶面に吸着して,これらの面のエネルギーを低下させ,粒子の配向付着を促進した。PVPはBaTiO3表面に吸着しないが,添加濃度を上げると溶液の粘性が変化して分散剤や成長阻止剤として作用した。高濃度のSDSはミセルを形成し,その結果BaやTi種を大量輸送できなくなり,成長阻止剤として作用した。添加物の濃度と温度が上がると,HPMCの逆溶解性がBaTiO3成長阻止の原因になった。最後に,高濃度のD-フルクトースはBaTiO3の核生成エネルギー障壁を変化させるので,核生成のしきい値濃度がわかった。この研究によって,添加物が水溶液中からのBaTiO3成長をどのように制御するか解明することができた。化学的方法によって複雑な酸化物の形態を制御することは困難であり,速やかに均一な核生成を行うことが必要である。
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分類 (4件):
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コロイド化学一般  ,  酸化物の結晶成長  ,  原子・分子のクラスタ  ,  強誘電体,反強誘電体,強弾性 
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