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J-GLOBAL ID:201002273474126217   整理番号:10A0217094

ヒト水晶体蛋白質におけるキヌレニンによる後期糖化反応生成物合成の調節

Modulation of advanced glycation endproduct synthesis by kynurenines in human lens proteins
著者 (7件):
資料名:
巻: 1804  号:ページ: 829-838  発行年: 2010年04月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ヒト水晶体蛋白質(HLP)は,加齢および白内障発生を通して化学的にキヌレニンによって修飾され後期糖化反応生成物(AGEs)になる。HLPにおけるAGE合成に及ぼすキヌレニンの影響について検討した。5mMリボースあるいは5mMアスコルビン酸との反応によって有意な量のペントシジンを産生し,キヌレニン類(200~500μM):N-ホルミルキヌレニン(Nfk)およびキヌレニン(Kyn)を共存させると更に増強することを見出した。他の関連化合物である3-ヒドロキシキヌレニン(3OH-Kyn)は異種の作用;低濃度(10~200μM)ではペントシジン合成を促進したが,高濃度(200~500μM)では阻害した。3OH-Kynはアマドリに富んだHLPまたは切り出されたリジンからのペントシジン合成において類似した作用を示した。リン酸バッファーをキレックス-100で処理するとアマドリに富んだHLPからのペントシジン合成を90%まで減少させたが,3OH-KynおよびEDTAの促進効果は阻害しなかった。3OH-Kyn(100~500μM)は自発的に大量の過酸化水素(100~500μM)を産生させたが,外部から添加した過酸化水素はペントシジンへの緩和な作用しか示さずHLPにおけるリボースおよびアスコルビン酸からのNε-カルボキシメチルリジン(CML)合成には影響を及ぼさなかった。更にヒト水晶体細胞とリボースおよび3OH-Kynとの反応ではリボース単独で反応させた細胞よりもより高濃度の細胞内ペントシジンであった。糖化試薬によるCMLの合成は,100~500μMの3OH-Kynによって30~50%阻害された。5mMメチルグリオキサールによるアルギピリミジン合成は,100~500μMの全てのキヌレニン類によって僅かに阻害を受けた。以上の結果から,HLPにおけるAGE合成はキヌレニン類によって調節を受けており,このような効果は水晶体の老化および白内障の発生におけるAGE生成にとってキヌレニン類と炭水化物との相互作用モードの重要性を表していることを示唆した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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視覚  ,  蛋白質・ペプチド・アミノ酸の代謝と栄養 
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