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J-GLOBAL ID：201002273841391224   整理番号：10A0327730

複合流体のレオロジー特性に及ぼす流れ閉じ込めの影響

The influence of flow confinement on the rheological properties of complex fluids

著者 (5件)： YAN Y. (Univ. Birmingham, Birmingham, GBR) ,  ZHANG Z. (Univ. Birmingham, Birmingham, GBR) ,  CHENELER D. (Univ. Birmingham, Birmingham, GBR) ,  STOKES J.R. (Unilever Corporate Res., Bedford, GBR) ,  ADAMS M.J. (Univ. Birmingham, Birmingham, GBR)
資料名： Rheologica Acta  (Rheologica Acta)
巻： 49  号： 3  ページ： 255-266  発行年： 2010年03月 
JST資料番号： H0158A  ISSN： 0035-4511  CODEN： RHEAAK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 塑性及び粘塑性複合流体のレオロジー特性を小間隙定速押出流レオメトリーにより研究し,流れ閉じ込めの影響を検討した。用いた流体はカルボポール水性懸濁液と市販の水入りからし,レモン凝乳およびトマトケチャップ(TK)で,バルクレオロジー特性は平行板レオメトリーにより測定した。粗い平板を用いて表面滑りを排除した。市販製品はHerschel-Bulkley流体で,臨界値~200μm以下の間隙で降伏応力が大きくなる傾向を示した。TK以外は流れのコンシステンシーが小さくなる傾向を示し,TKは無視できるほどの小さなバルク値であった。これに対する説明として,これらの流体の微細構造相関長が間隙の臨界間隔と同程度であるとした。カルボポール懸濁液の降伏応力も臨界間隔で急激に増加したが,間隙間隔の減少と共に徐々に減少した。この転移は小さな間隙間隔で局所化剪断によりもたらされるジャム化状態の形成とそれに続く塑性流に対応すると思われる。

シソーラス用語： *ポリアクリル酸 ,  懸濁液 ,  *辛子 ,  *凝乳 ,  *ケチャップ ,  塑性流 ,  流体流 ,  *押出流れ ,  間隙 ,  閉込め ,  *降伏応力 ,  *コンシステンシー【軟度】 ,  微細構造 ,  相関長 ,  剪断流 ,  ジャム
準シソーラス用語： 粘塑性流 ,  Herschel-Bulkley流体 ,  臨界値

分類 (4件)： コロイド化学一般  (CB11010C) ,  高分子溶液の物理的性質  (CG02013S) ,  コロイドのレオロジー  (BL01012I) ,  調味料,香辛料  (FJ10010W)

タイトルに関連する用語 (4件)： 流体 ,  レオロジー特性 ,  流れ ,  閉じ込め