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J-GLOBAL ID：201002274607076770   整理番号：10A0468971

ビニルエーテルとベンズアルデヒドの精密な交互共重合体:カチオン共重合による精密合成及びシンナムアルデヒドへの定量的分解

Well-Defined Alternating Copolymers of Benzaldehydes with Vinyl Ethers: Precision Synthesis by Cationic Copolymerization and Quantitative Degradation to Cinnamaldehydes

著者 (4件)： ISHIDO Yasushi (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  ABURAKI Ryosuke (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  KANAOKA Shokyoku (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  AOSHIMA Sadahito (Osaka Univ., Osaka, JPN)
資料名： Macromolecules  (Macromolecules)
巻： 43  号： 7  ページ： 3141-3144  発行年： 2010年04月13日 
JST資料番号： B0952A  ISSN： 0024-9297  CODEN： MAMOBX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ビニルエーテル(VEs)と種々のベンズアルデヒド(BzAs)のカチオン共重合を,塩基の存在下で,GaCl₃を使用して検討した。イソブチルビニルエーテル(IBVE)とp-メトキシBzA(pMeOBzA)の共重合を試みた。次いで,2-クロロエチルビニルエーテル(CEVE)とBzAの共重合を試みた。得られた共重合体を,NMRなどにより評価した。検討の結果,CEVEを有するBzAとIBVEを有するp-メトキシBzA(pMeOBzA)のカチオン共重合により,低多分散度の交互共重合体を,1,4-ジオキサンとエタンスルホン酸(EtSO₃H)/GaCl₃開始システムを使用して得ることができた。生成共重合体は,~50%BzAs単位(45-48%)を含有し,BzAs-BzAs結合が無いことから,交互共重合体構造であることが分かった。加えて,ポリ(BzA-co-CEVE)及びポリ(pMeOBzA-co-IBVE)のHClによる加水分解により,シンナムアルデヒド(CinA)及びp-メトキシCinAが夫々得られることが明らかになった。

シソーラス用語： 加水分解 ,  *交互共重合体 ,  カチオン重合 ,  化学合成 ,  塩化ガリウム ,  多分散性 ,  芳香族化合物 ,  不飽和アルデヒド ,  オレフィン化合物 ,  芳香族アルデヒド ,  フェノールエーテル ,  酸素複素環化合物
準シソーラス用語： 精密合成

分類 (2件)： 共重合  (CG04030D) ,  抵抗性  (YH02050K)

物質索引 (8件)： シンナムアルデヒド ,  ベンズアルデヒド ,  イソブチルビニルエーテル ,  p-メトキシベンズアルデヒド ,  2-クロロエチルビニルエーテル ,  エタンスルホン酸 ,  1,4-ジオキサン ,  4-メトキシシンナムアルデヒド

タイトルに関連する用語 (9件)： ビニルエーテル ,  ベンズアルデヒド ,  交互共重合体 ,  カチオン ,  共重合 ,  精密合成 ,  シンナムアルデヒド ,  定量 ,  分解