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J-GLOBAL ID：201002274822474590   整理番号：10A0859133

Cu-Ni-Si-Ti合金の晶出物形成に及ぼすCの影響

Effect of Carbon Addition on Formation of Constituents in Cu-Ni-Si-Ti Alloys

著者 (4件)： 高橋功 (古河電気工業 メタル総合研) ,  鎌田千綱 (古河電気工業 メタル総合研) ,  廣瀬清慈 (古河電気工業 メタル総合研) ,  金子洋 (古河電気工業 メタル総合研)
資料名： 銅と銅合金  (Journal of Japan Institute of Copper)
巻： 49  ページ： 80-84  発行年： 2010年08月01日 
JST資料番号： S0603A  ISSN： 1347-7234  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高強度・高導電性合金であるコルソン合金(Cu-Ni-Si合金)にTiを添加すると約5μmの多角形Ni-Si-Ti三元化合物が晶出し,切削屑の分断性が向上することを見出した。本研究では,Cu-4.8Ni-1.2Si-0.3Ti(mass%)合金とこれにCを添加した合金を鋳造し,SEM,XRD,EPMA,TEMなどを用いて微細組織を観察した。Cu-Ni-Si-Ti合金に見られるNi-Si-Ti三元晶出物Ni₁₆Si₇Ti₆は,C添加により微細化した。Ni₁₆Si₇Ti₆の内部にはTiCが観察された。これらの間には原子配列の整合性は見られなかった。C添加によるNi₁₆Si₇Ti₆の微細化はTiCが異質核として作用したと示唆された。

シソーラス用語： *銅合金 ,  ニッケル含有合金 ,  ケイ素含有合金 ,  チタン添加合金 ,  炭素添加合金 ,  鋳物 ,  金型鋳造 ,  *金属組織 ,  凝固組織 ,  析出物 ,  相組成 ,  結晶形態 ,  金属間化合物 ,  結晶粒度 ,  結晶粒微細化 ,  炭化チタン ,  結晶方位 ,  整合 ,  結晶核形成 ,  走査電子顕微鏡 ,  電子プローブX線分析 ,  X線回折 ,  透過型電子顕微鏡 ,  結晶構造
準シソーラス用語： ミクロ組織【金属組織】 ,  結晶整合性 ,  EPMA【表面分析】

分類 (1件)： 変態組織,加工組織  (WB01030N)

引用文献 (6件)：

• 高橋 功, 北里敬輔, 江口立彦, 平井雅信: 銅と銅合金, 48(2009), 280-284.
• B. L. Bramfitt: Met. Trans., 1(1970), 1987-1995.
• 大橋徹郎, 広本 健, 藤井博務, 塗 嘉夫, 浅野鋼一: 鉄と鋼, 62(1976), 615-623.
• 三原邦照, 竹内孝夫, 鈴木洋夫: 日本金属学会誌, 61(1997), 1044-1049.
• 本田和彦, 潮田浩作, 山田 亘, 田中幸基, 畑中英利: 日本金属学会誌, 72(2008), 43-50.

タイトルに関連する用語 (5件)： Cu ,  Ni ,  Si ,  Ti合金 ,  晶出物