抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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港湾における土質データベースは,設計者が円弧地すべり計算や圧密計算を行う際の土質パラメータの設定について技術支援を行うことで構築された.その後,このデータベースを利用して液状化判定や地震応答解析などが行えるように利用プログラムが整備された.本論の目的,港湾における土質データベースの開発経緯とその利活用の方法を紹介することである.検討の結果次の諸点が明らかとなった.1)設計から防災まで土質データベースの利用価値は高い.2)土質データベースを利用して,地震時の危険度事前予測,防災対策,避難誘導計画を策定することができ,社会に大きく貢献することができる.3)港湾における土質データベースのデータや利活用プログラムは,コンピュータの発展にあわせて,持続的な維持管理が必要となる.4)データベースに登録するデータの信頼性をどのように確保するのが大きな問題となる点である.