文献

J-GLOBAL ID：201002275005635103   整理番号：10A0707369

中学校技術科のゲーム制作において著作権の権利処理を体験させる知的財産学習の効果

Effects of Learning Intellectual Property and Copyright Procedures in Game Production in Junior High School Technology Classes

著者 (3件)： 村松浩幸 (信州大 教育) ,  土田恭博 (中野市中野平中) ,  森山潤 (兵庫教大 大学院)
資料名： 日本産業技術教育学会誌  (Journal of the Japan Society of Technology Education)
巻： 52  号： 2  ページ： 111-118  発行年： 2010年06月30日 
JST資料番号： L4304A  ISSN： 0286-5580  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,中学校技術科のゲーム制作において,著作権を積極的に利用し,著作権の権利処理を体験させることにより著作権に対する意識を高める知財学習を試み,その効果を検証した。実践は,N県N中学校3年生65名を対象に,練習課題・グループ課題・最終課題を含む計9時間で行った。その結果,1)制作されたゲームにおいて生徒が適切な引用情報を表記できるようになったこと,2)実践の前後で「著作権の意識」が有意に高まったこと,3)グループ学習および著作権の学習に対して多くの生徒が肯定的に捉えたこと,4)契約書を交わすなど,ゲーム制作の中で著作権の権利処理に取り組んだことが「著作権の意識」の高まりに寄与しえたこと等の効果が認められた。(著者抄録)

シソーラス用語： *技術教育 ,  学校教育 ,  中学校 ,  カリキュラム ,  教材 ,  *計算機プログラミング ,  *著作権 ,  倫理 ,  意識調査 ,  アンケート ,  分散分析 ,  教育効果
準シソーラス用語： グループ学習 ,  ゲームプログラミング ,  *コンピュータゲーム ,  意識変化 ,  *情報教育 ,  情報倫理

分類 (2件)： 技術教育  (JA01050T) ,  ドキュメンテーション一般  (AC01000N)

引用文献 (16件)：

• 科学技術会議政策委員会. 21世紀の社会と科学技術を考える懇談会-中間報告-. http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/kagaku/kondan21/minuteth.htm. 2000
• 知的財産戦略本部. 知的財産推進計画2008. http://www.ipr.go.jp/sokuhou/2008keikaku.pdf. 2008
• 文部科学省. http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/chu/index.htm. 2008
• 文部科学省. 第2章技術・家庭科の目標および内容. 中学校学習指導要領解説技術・家庭編, 教育図書. 2008, 22
• 山口有美. 中学生, 高校生, 大学生の情報倫理意識の内的構造. 日本産業技術教育学会誌. 2007, 49, 3, 185-196

タイトルに関連する用語 (8件)： 中学校 ,  ゲーム ,  制作 ,  著作権 ,  権利 ,  体験 ,  知的財産 ,  学習