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J-GLOBAL ID:201002275455114758   整理番号:10A0978732

カドミウムストレスに対するPotamogeton crispus L.の適応におけるポリアミンの関与

Involvement of polyamines in adaptation of Potamogeton crispus L. to cadmium stress
著者 (4件):
資料名:
巻: 100  号:ページ: 282-288  発行年: 2010年11月01日 
JST資料番号: B0823B  ISSN: 0166-445X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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Potamogeton crispusの葉における微細構造,Cd蓄積,O2・-の生成,アスコルビン酸塩(AsA),還元型グルタチオン(GSH)及びポリアミン類(PAs)の含量ならびにポリアミンオキシダーゼ(PAO)(EC 1.5.3.3)及びジアミンオキシダーゼ(DAO)(EC 1.4.3.6)の活性に及ぼすカドミウム(Cd)の段階的増加濃度の影響を調べた。Cd曝露により葉緑体及びミトコンドリアの有意な損傷が起こり,これはCdが試験植物の老化速度を速めていることを示唆していた。O2・-生成の増加に伴ってCdの蓄積が濃度依存的に増加することが分かった。AsA含量はCd70μMまでは段階的に増加し,さらに高濃度では減少した。GSH含量はCd70μMまではわずかに増加し,その後減少した。さらに,Cd処置により葉におけるプトレッシン(Put)含量は増加したが,スペルミジン(Spd)及びスペルミン(Spm)含量は減少した。そのため,遊離の(Spd+Spm)/Put比が減少した。PS(過塩素酸可溶)共役PAsは遊離のPAsと同様のパターンで変化したが,一方,PIS(過塩素酸不溶)結合PAsは異なっていた。PIS結合Put含量は50μMまではCd濃度の増加とともに増加し,その後減少した。そしてPIS結合Spd及びSpm含量はさらに少なく減少した。その上,PAO及びDAO活性はCd濃度の増加とともに有意に増加し,Cd70μMで最高値に達した。著者らの結果は,ある種のPAs及びPAsの形態がCdストレス下でのP.crispusの適応機構に重要な役割を果たしている可能性を示唆するものであった。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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水質汚濁一般  ,  カドミウムとその化合物  ,  植物に対する影響 
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