文献
J-GLOBAL ID:201002275458631940   整理番号:10A0437024

液体ロケットエンジンのシミュレーションとモデリング:現状と問題点 第1回 概論:現状と問題点

著者 (6件):
資料名:
巻: 58  号: 675  ページ: 97-104  発行年: 2010年04月05日 
JST資料番号: F0230A  ISSN: 0021-4663  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
2001年8月に初号機の打上げに成功したH-IIAロケットの設計は,その約10年前の1990年代前半に実施された.当時のCFD(Computational Fluid Dynamics)に代表される数値シミュレーションは大学や研究機開から産業界に普及し始めた頃ではあったが,ロケット開発に代表される宇宙産業には積極的に活用される時代ではなかった。一方,ここ10年間の数値シミュレーション技術およびそれを取り巻く環境(計算機性能の向上,汎用ソフトの普及など)は確実に進歩しており,ロケット開発においても数値シミュレーションが活用される環境が整ったと言える。本稿では数値シミュレーションを開発プロセスに直接組み込む体制の構築について述べ,次に液体ロケットエンジンに適した物理・数学モデルの開発による高精度化に対し,2008年1月に東京大学工学系研究科に設置したJAXA社会連携講座「ロケットエンジンモデリングラボラトリー」で取り組んでいるテーマを中心に,ロケットエンジンシミュレーションの現状とモデリングについて,以下の4つの重要課題における問題点の概要を述べる。1)極低温キャビテーション現象の解明と数理モデルの構築(極低温キャビテーション),2)超臨界条件下での拡散・混合,および高圧条件下での液体微粒化過程の解明(高圧噴射と微粒化),3)高圧・超臨界条件下での燃焼現象の解明と数理モデルの構築(ロケットエンジン燃焼),4)極低温・超臨界物性の理解とミクロ現象の解明(推進剤の熱・輸送物性)。またこれらの課題のさらに詳しい内容や解決に向けた取り組みについては次回以後の連載で各々紹介する予定である。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
ロケットエンジン 
引用文献 (35件):
もっと見る
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る