抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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筆者の専門である建築計画分野や社会・技術の動向を踏まえて,今後の都市公共空間について検討する。ここ数年,人々はまたつながろうとしている。それはシェア住宅の普及や,集合住宅に住む人々による隣人祭りが広がることなどに見られる。また,このような人々が社会的関係を求めている動向の証拠として,コミュニティカフェなど市民によるインフォーマルだが公共性をもつ場,「街角の居場所」と呼ぶ新しいタイプの場所が各地に生まれつつある。こうしたつながりを実現したのは,IT技術と普通の市民である。このような現状を踏まえ,現実の都市の公共空間はどのよにデザインされるべきか,専門家は何をすべきか,以下の3つの課題を挙げる。1)社会的接続可能性による環境の仕分け,2)情報空間と公共空間の接点のデザイン,3)人の居る風景のデザイン。