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J-GLOBAL ID：201002276502450270   整理番号：10A0889660

オキシトシン受容体遺伝子(OXTR)の一般的アレルは向社会的気質及びヒト視床下部-辺縁系構造と機能に影響する

A common allele in the oxytocin receptor gene (OXTR) impacts prosocial temperament and human hypothalamic-limbic structure and function

著者 (9件)： TOST Heike (National Inst. Health, MD) ,  KOLACHANA Bhaskar (National Inst. Health, MD) ,  HAKIMI Shabnam (National Inst. Health, MD) ,  LEMAITRE Herve (National Inst. Health, MD) ,  VERCHINSKI Beth A. (National Inst. Health, MD) ,  MATTAY Venkata S. (National Inst. Health, MD) ,  WEINBERGER Daniel R. (National Inst. Health, MD) ,  MEYER-LINDENBERG Andreas (National Inst. Health, MD) ,  MEYER-LINDENBERG Andreas (Central Inst. Mental Health, Mannheim, DEU)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 107  号： 31  ページ： 13936-13941  発行年： 2010年08月03日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 染色体3p25にあるオキシトシン受容体遺伝子(OXTR)の変異体(rs53576)は母親の敏感性,同情,愛着のような社会的行動に関わる。今回,多様な神経画像処理法を用い,健常者でOXTRリスクアレルキャリアの構造と機能変化及び気質との関連性を検討した。脳構造に対するOXTR遺伝子型の影響の検討にはボクセル形態測定法を用い,OXTR遺伝子型と報酬依存性間の関連性を検討するため,三次元パーソナリティー調査票を用いた。観察した構造変化と機能の関連性検討に,fMRIを用いた。社会的手掛かりの処理過程中の扁桃核活性化と部位間結合は遺伝子型で影響を受けた。重要なオキシトシン作動性部位に構造的変化があり,特に視床下部において顕著であった。これらの神経特性は低レベルの報酬依存性を,特に男性リスクアレルキャリアで予測し得た。本知見は視床下部-辺縁系回路の構造と機能に影響する性依存性機構を同定すると結論した。

シソーラス用語： ホルモン受容体 ,  情報伝達受容体 ,  遺伝子 ,  *対立遺伝子 ,  *気質 ,  ヒト ,  *視床下部 ,  大脳辺縁系 ,  画像処理 ,  遺伝子型 ,  ボクセル ,  人格検査 ,  NMRイメージング ,  扁桃核 ,  医用画像 ,  神経ペプチド ,  人間行動
準シソーラス用語： fMRI ,  オキシトシン受容体 ,  受容体遺伝子 ,  神経イメージング ,  社会的行動

分類 (3件)： 生体計測  (EL03020C) ,  遺伝的変異  (EC01030Y) ,  中枢神経系  (EJ12030F)

タイトルに関連する用語 (8件)： オキシトシン ,  受容体遺伝子 ,  アレル ,  社会 ,  気質 ,  ヒト ,  視床下部 ,  辺縁系