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J-GLOBAL ID：201002276543120292   整理番号：10A0993316

諏訪地域水質中における除草剤の長期的な変遷とその分布

Seasonal Variation and Distribution of Herbicides in Lake Suwa

著者 (5件)： 石母田誠 (信州大 山岳科学総合研) ,  田中薫 (信州大 山岳科学総合研) ,  山下智代 (信州大 山岳科学総合研) ,  角田紗代子 (信州大 山岳科学総合研) ,  宮原裕一 (信州大 山岳科学総合研)
資料名： 環境化学  (Journal of Environmental Chemistry)
巻： 20  号： 3  ページ： 241-248  発行年： 2010年09月21日 
JST資料番号： L1101A  ISSN： 0917-2408  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では諏訪地域水質中における5年間に渡る長期的な除草剤のモニタリングから,除草剤の長期的な変遷と植物プランクトンに与える影響について考察した。その結果,諏訪湖には長期に渡り除草剤が滞留しやすいが,植物プランクトンへの影響は小さいものと考えられた。また,初夏の降雨により除草剤の湖内滞留時間が短縮し,除草剤濃度が急激に低下しやすくなることが明らかとなった。2007年における詳細な地点別調査により除草剤の流入源として,農業排水が流入する小河川の寄与が大きいことが示唆された。除草剤の湖内分布は地点間で差が見られ,沿岸部の湖水は流入河川の影響を強く受け,除草剤の組成やその濃度が湖心とは異なっていた。(著者抄録)

シソーラス用語： *湖沼汚濁 ,  *除草剤 ,  農薬汚染 ,  環境モニタリング ,  濃度分布 ,  濃度測定 ,  水質汚濁物質 ,  永年変化
準シソーラス用語： 諏訪湖 ,  経年変化

分類 (2件)： 湖沼汚濁  (SB02030Q) ,  農薬  (SB05030L)

引用文献 (19件)：

• 坂井道彦. ぜひ知っておきたい農薬と農産物. 2003, 15-17, 35
• 津田秦三. 河川及び湖沼の水及び魚類中の殺虫剤. 環境化学. 2007, 17, 603-627
• SCHOLZ, L. N. Diazinon disrupts anti-predator and homing behaviors in chinook salmon (Oncorhynchus tshawyscha). Can. J. Fish. Aquat. Sci. 2000, 57, 1911-1918
• SAGLIO, P. Behavioral responses to atrazine and diuron in goldfish. Arch. Environ. Contam. Toxicol. 1998, 35, 484-491
• GUNASEKARA, A. S. Environmental fate and toxicology of fipronil. J. Pest. Sci. 2007, 32, 189-199

タイトルに関連する用語 (6件)： 諏訪 ,  地域 ,  水質 ,  除草剤 ,  長期 ,  分布