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J-GLOBAL ID:201002276688700440   整理番号:10A1754921

鯨骨生物群集と二つの「飛び石」仮説

Whale-Fall Ecosystems and Two “Stepping Stone” Hypotheses
著者 (2件):
資料名:
巻: 20  号:ページ: 315-320 (J-STAGE)  発行年: 2010年 
JST資料番号: L1386A  ISSN: 0917-639X  CODEN: KKGIE2  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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海洋環境での最大動物である鯨類は死後海底で骨化し,周辺に海底生物の大規模群集が形成される。本生態系は鯨骨生物群集と称され,1987年にカルフォルニア沖水深1240mの深海底で初めて発見されてから,その生物相の解明が進んでいる。初期遺体の周辺には腐肉食者が集結する腐肉食期を経て軟組織が数年内に消費され,以後ホネクイハナムシなどが集結する骨浸食期に移行し,さらに分解が進み,微生物による硫化水素,メタンなどの化学物質生産(化学合成期)に移行する。海底熱水噴出域に生息する生物群の生息域拡大戦略として鯨骨生態系を利用する飛び石説が周辺生物群集解析によって明らかにされている。日本近海では鳥島海山水深4037mでの研究が注目されている。
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分類 (1件):
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生態系 
引用文献 (27件):
  • [1] C.R. Smith, H. Kukert, R.A. Wheatcroft, P.A. Jumars, J.W. Deming: Nature, 341, 27 (1989).
  • [2] C.R. Smith, A.R. Baco: in <i>Oceanogr Mar Biol</i>, eds. R.N. Gibson, R.J.A. Atkinson (Taylor & Francis Inc., New York, 2003), p. 311.
  • [3] K. Fujioka, H. Wada, H. Okano: J. Geogr., 102, 507 (1993).
  • [4] T. Okutani, J.-I. Miyazaki: Venus, 66, 49 (2007).
  • [5] T. Okutani, Y. Fujiwara, K. Fujikura, H. Miyake, M. Kawato: Venus, 63, 61 (2003).
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