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J-GLOBAL ID：201002277024392133   整理番号：10A0643876

フェルミ衛星による超新星残骸からのガンマ線放射の研究

Fermi-LAT Observations of Supernova Remnants

著者 (6件)： 片桐秀明 (広島大) ,  内山泰伸 (SLAC国立加速器研) ,  釜江常好 (SLAC国立加速器研) ,  田島宏康 (SLAC国立加速器研) ,  田中孝明 (Stanford Univ., CA, USA) ,  山崎了 (青山学院大 理工)
資料名： 天文月報  (Astronomical Herald)
巻： 103  号： 7  ページ： 438-444  発行年： 2010年06月20日 
JST資料番号： F0543A  ISSN： 0374-2466  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 超新星残骸は銀河宇宙線の起源の有力な候補ですが,確証は得られていません。フェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡による超新星残骸からのギガ電子ボルト(GeV=10⁹eV)エネルギー帯のガンマ線観測は,宇宙線の加速・放出の過程を理解する上で突破口となることが期待されていました。2008年のフェルミ衛星打ち上げ以降,若い超新星残骸であるカシオペアAからGeVガンマ線が初めて検出された一方,比較的古い超新星残骸であるW44,W51C,IC443では,衝撃波を受けている分子雲から宇宙線原子核との相互作用によると考えられるガンマ線が検出されました。これらの観測で得られたスペクトル解析により,超新星残骸での宇宙線の加速および星間空間への放出過程についての新しい糸口をつかむことができました。(著者抄録)

シソーラス用語： *超新星残骸 ,  GeV領域 ,  *宇宙γ線源 ,  分子雲 ,  スペクトル解析 ,  宇宙線加速
準シソーラス用語： *Fermi衛星 ,  *γ線宇宙望遠鏡 ,  γ線望遠鏡

分類 (1件)： 星雲  (DB06000W)

引用文献 (17件)：

• 水野恒史. 天文月報. 2010, 103, 000
• BLANDFORD, R. D. ApJ. 1978, 221, L29
• KOYAMA, K. Nature. 1995, 378, 255
• 釜江常好. 巻頭言 フェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡. 天文月報. 2010, 103, 314
• ABDO, A. A. ApJ. 2009, 706, L1

タイトルに関連する用語 (5件)： フェルミ衛星 ,  超新星残骸 ,  ガンマ線 ,  放射 ,  研究