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J-GLOBAL ID:201002277052692975   整理番号:10A0107945

フェノール類によるセルラーゼの阻害

Inhibition of cellulases by phenols
著者 (10件):
資料名:
巻: 46  号: 3-4  ページ: 170-176  発行年: 2010年03月05日 
JST資料番号: A0989B  ISSN: 0141-0229  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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前処理セルロース原料の酵素分解は,セルロースに対する酵素量比を一定に保った場合でも,固形バイオマスの濃度が増加するにつれて遅くなる。この種の阻害は,基質阻害や生産物阻害とは異なっており,木材,トウモロコシ茎,アメリカクサキビやトウモロコシ・ウェットケーキなどのリグノセルロース材で,10g/Lを越える固形分濃度の場合に認められている。この酵素阻害剤を同定し,その影響を軽減することは,実用上極めて重要である。それは,エタノール生産の経済性を良好にするには,少なくとも200g/Lのセルロース原料を使用することで,100g/Lの単糖濃度を達成し,50g/Lのエタノール力価を得ることが必要とされるからである。約45g/L以下のエタノールの蒸留は,エネルギー効率が悪い。本研究では,フェノール類であるバニリン,シリングアルデヒド,trans-ケイ皮酸とヒドロキシ安息香酸が,エンドならびにエキソセルラーゼによるウェットケーキにおけるセルロース分解と,βグルコシダーゼによるセロビオース分解を阻害することを確認した。4mgバニリン/1mg蛋白質(0.5FPU)の比では,セルロース分解速度が50%低下した。Trichoderma reeseiやAspergillus nigerに由来するβグルコシダーゼは阻害に対する感受性が低く,同レベルの阻害になるには10倍から100倍高いフェノール類の濃度を必要とした。最大の酵素活性を得るには,前処理セルロースに存在するフェノール類を除去する必要がある。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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生物燃料及び廃棄物燃料  ,  酵素の応用関連 
タイトルに関連する用語 (3件):
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