抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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「公共の色彩を考える会」は1986年から周りの環境に配慮したあるべき環境色彩を「公共の色彩賞」として表彰している。本報では,22年間にわたる計220件の受賞例を対象としてとりあげ,分類・分析することで近年の環境色彩の変遷を明らかにした。まず,220件の受賞対象を,教育施設,文化施設,公園・広場,橋,道路,産業施設,住宅,商業施設,サイン,車体,駅,街並み,の12種類に分類し,「年表作りによる分類」と「色相とトーンの分布」の2つの観点から特徴を分析した。色相とトーンの分布の縦軸は色相で,上に行くにつれて類似色相,下にゆくにつれて対象色相,横軸はトーンに関する軸で,右側にゆくにつれ類似トーンとなる。縦軸と横軸を5段階に分け,220件の対象を12種類別に位置づけた。環境色彩に見られる変化は地域の特性や社会,経済の流れを排除しては考えがたいものであるとの結論を得た。