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J-GLOBAL ID:201002279529636811   整理番号:10A1383927

選択的硫酸バリウム共沈を利用する環境水中ヒ素(III)とヒ素(V)の色彩色差法による簡易分別定量法

A Simple Speciation Analysis Using Tristimulus Colorimetry for Arsenic (III) and Arsenic (V) in Environmental Water after Selective Coprecipitation with Barium Sulfate
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巻: 59  号:ページ: 653-658  発行年: 2010年08月05日 
JST資料番号: F0008A  ISSN: 0525-1931  CODEN: BNSKAK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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硫酸バリウムによるヒ素(V)の選択的な共沈とそれに続く色彩色差定量法による環境水中のヒ素(III)とヒ素(V)の簡易な分別定量法を開発した。試料水中の硫酸イオンに対しバリウムイオンが過剰になると,硫酸バリウムによるヒ素(V)の共沈が起こった。この共沈はpHの影響を受け,pH3~9の範囲でヒ素(V)は定量的に共沈された。一方,ヒ素(III)は,このような条件下でも共沈は生じなかった。試料水20mLをシリンジに採取した後,硫酸ナトリウム水溶液と塩化バリウム水溶液を添加して硫酸バリウムを生成した。試料水から沈殿をろ別した後,ろ液中のヒ素(III)の定量を行った。ヒ素(V)は,試料水から直接に定量された全ヒ素[ヒ素(III)+ヒ素(V)]とヒ素(III)の濃度差から計算で求めた。全ヒ素とヒ素(III)の定量には,色彩色差法による定量法を用いた。本法は,海水に含まれるような高濃度の塩類の影響を受けないため,一般の淡水の河川水から高塩分の海水までの広範囲の環境水に適用できる。本法を汽水試料に適用したところ良好な結果を得た。(著者抄録)
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天然水の物理分析 
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