抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
板押さえと可動ダイスで材料流動を制御し,ケース側壁,リブとボスを1工程で成形した。金型は,主にパンチ部,板押さえ部(以上,上型構成部),ベース部と側壁成形補助部(以上,下型構成部)で構成されている。板押さえは,素材中央部付近に圧力を加えることにより,素材中央部への材料流動を抑制する。側壁成形補助部はパンチによる圧下と同時に上昇することにより側壁の成形を補助する。上下金型ともにカートリッジヒータを挿入し,加熱した。素材は,展伸用マグネシウム合金AZ31B(板厚1.2mm)で,素材寸法は,□45mm,素材角部丸み半径3mm,成形温度350°C,圧下率0~60%,板押さえによる背圧11.5kNとした。合成エステル系市販油を素材両面に均一に塗布し,下死点から1.3mm上方で上型を約10s保持し,素材加熱後はスライドをそのまま降下して成形した。8本のリブを有する薄肉ケースを低荷重で成形したが,表面にひけが発生し,ひけ発生個所は,裏面のリブとリブおよびリブと側壁が交差する個所であった。12本のリブを有する薄肉ケースの成形で,パンチに設けたリブ成形用溝の深さの制限あり/なしでは,制限なしの場合,圧下率の増加に伴いリブ高さとひけ幅が増加し,制限ありでは,圧下率36%付近でリブが設定値に到達するとひけも解消した。