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J-GLOBAL ID：201002279835870585   整理番号：10A1607382

水素エネルギーシステムと環境インパクトファクタ

Hydrogen Energy System and Environmental Impact Factor

著者 (4件)： OTA Ken-ichiro (Yokohama National Univ., Yokohama, JPN) ,  ISHIHARA Akimitsu (Yokohama National Univ., Yokohama, JPN) ,  MATSUZAWA Koichi (Yokohama National Univ., Yokohama, JPN) ,  MITSUSHIMA Shigenori (Yokohama National Univ., Yokohama, JPN)
資料名： 電気化学および工業物理化学  (Electrochemistry)
巻： 78  号： 12  ページ： 970-975  発行年： 2010年12月05日 
JST資料番号： G0072A  ISSN： 1344-3542  CODEN： EECTFA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 我々の社会を発展させるために,人間は物質の地球的循環が基本的に重要である地球環境を考慮すべきである。水素及び炭化水素のようなエネルギーキャリアの全体的影響を考慮して,水素サイクル(水サイクル)を,物質の自然サイクルに及ぼすエネルギーキャリアの影響を評価するために炭素サイクルと比較した。「環境インパクトファクタ」と名付けた新しいパラメータを導入した。環境インパクトファクタは人間のエネルギー消費によって生じた物質の年間量の地球上の自然運動に対する比として定義した。地球上の水の環境インパクトファクタ,0.0001,は炭素/二酸化炭素の比m0.036,より二桁小さい。この結果は地球スケールで人間のエネルギー系の物質循環を考慮して水素/水サイクルは炭素サイクルより優れていることを意味している。更に,この環境インパクトファクタを日本の市や県に適用した。水の環境インパクトファクタは日本の全ての市及び県で炭素のそれより常に小さかった。この結果から水素エネルギーは環境に優しいことが示された。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *水素エネルギー ,  *環境影響 ,  地球化学的循環 ,  地球環境 ,  *水素 ,  炭化水素 ,  水 ,  *自然循環 ,  エネルギー消費 ,  炭素 ,  二酸化炭素 ,  日本
準シソーラス用語： *環境インパクト

分類 (2件)： 非金属化合物  (CD01070R) ,  環境問題  (SA01020V)

引用文献 (13件)：

• 1) M. A. Rosen and D. S. Scott, Int. J. Hydrogen Energy, 28, 1307 (2003).
• 2) M. A. Rosen and D. S. Scott, Int. J. Hydrogen Energy, 28, 1315 (2003).
• 3) M. A. Rosen and I. Dincer, Exergy Int. J., 1, 3 (2001).
• 4) E. Schrödinger, Cambridge, Cambridge University Press, p. 67 (1944) (Canto edition 1996).
• 5) I. Prigogine, W. H. Freeman and Company, San Francisco, CA, p. 5 (1980).

タイトルに関連する用語 (3件)： 水素エネルギー ,  環境インパクト ,  ファクタ