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J-GLOBAL ID:201002280225646770   整理番号:10A0657137

生成した過酸化水素を分解することによりグルコースの酸化を制御するためのグルコースオキサダーゼ内包化カタラーゼ抱合リポソーム

Catalase-conjugated liposomes encapsulating glucose oxidase for controlled oxidation of glucose with decomposition of hydrogen peroxide produced
著者 (3件):
資料名:
巻: 79  号:ページ: 403-408  発行年: 2010年09月01日 
JST資料番号: W0541A  ISSN: 0927-7765  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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酵素活性を制御したグルコース酸化のための新規リポソーム系を開発するため,グルコースオキシダーゼを内包しカタラーゼを抱合したリポソーム(CLG)を作製した。カタラーゼ分子はモル分率(fG)0.05または0.15で膜に組み込んだ1,2-ジオレオイル-sn-グリセロ-3-ホスホエタノールアミン-N-(グルタリル)(NGPE)とのカップリングを介し,平均直径100nmのリポソーム表面に抱合した。CLG1個当たりの酵素の平均分子数はfG=0.15のCLGではグルコースオキシダーゼは8.7個,カタラーゼは6.5個であった。CLG触媒によるグルコースの酸化は40°Cで99hまで継続することができた。fG=0.15のCLGの方がfG=0.05のCLGより大きな酸化速度を示した。前者のCLGによる触媒されたグルコースのフェドバッチ酸化における安定な酸化速度は75h観測された。この間,生成したH2O2の蓄積は,リポソーム酵素の持続的な触媒作用により,無視できた。CLG触媒による酸化速度は,リポソーム内相が酸性,外相が中性のとき,すなわち,各々グルコースオキシダーゼとカタラーゼの活性に対する最適pH値のとき,1.1mM-グルコース/(hmM-脂質)まで増加した。CLG触媒による酸化速度は細胞溶解レベル以下濃度のコラートを加えることにより制御することができた。これは,グルコースのリポソーム膜透過率が増大する結果である。カタラーゼ抱合リポソーム系は種々のオキシダーゼによって触媒された反応速度を制御するため,広く用いられるであろう。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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酵素の応用関連  ,  コロイド化学一般 
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