抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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分子機械は,「外部からの物理刺激に対しメカニカルな応答をする分子」として定義される。ここでは,ケイ素の特長を利用した,分子機械として働く新規有機ケイ素化合物の合成及び動力学について述べた。分子ギャーシステムとして知られるジトリプチシルメタン類のケイ素類似体のケイ素及びケイ酸塩間相互変換を使用して,ケイ素系分子ギャーシステムへのクラッチ-デクラッチメカニズムの導入を達成した。また,三本の長いシロキサアルカンスポークケースに入れられたフェニレン回転子を持つ分子ジャイロスコープを合成した;この合成では,容易に構築でき,化学的に安定で,良好な結晶性を示すシロキシアルカン鎖のメリットを利用した。極性官能基を持たない2-ロタキサン類のケイ素に基づいた指向化合成についても述べた。