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J-GLOBAL ID：201002282838961248   整理番号：10A0121099

音圧データを用いたハイドロフォンによる掃流砂量計測手法に関する基礎的研究

Basic study on sediment rate measurement with a hydrophone on the basis of sound pressure data

著者 (5件)： 鈴木拓郎 (国土技術政策総合研 危機管理技術研究セ) ,  水野秀明 (国土技術政策総合研 危機管理技術研究セ) ,  小山内信智 (国土技術政策総合研 危機管理技術研究セ) ,  平澤良輔 (京大 大学院農学研究科) ,  長谷川祐治 (建設技術研)
資料名： 砂防学会誌  (新砂防)
巻： 62  号： 5  ページ： 18-26  発行年： 2010年01月15日 
JST資料番号： G0196A  ISSN： 0286-8385  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ガラスビーズを用いた基礎的な水路実験を行い音圧値の基礎的な性質を明らかにし,音圧値を用いてハイドロフォンに衝突した分の掃流砂量を算出する手法を提案した。ハイドロフォンによって計測される音圧値の基礎的な性質の検証は,次の2段階の検討を行った。1)粒子が個別に衝突した際の計測波形の性質について検証する個別衝突実験,2)掃流砂が集合的に衝突した際の,計測波形の性質について検証する集合衝突実験。この実験で得られた,音圧平均値と流砂量の関係を踏まえて,音圧平均値から流砂量を推定する方法を検討した。その結果,粒子の衝突個数が少ない条件では流砂量と音圧値は比例関係にあるが,衝突個数が多い条件ではその比例関係よりも音圧値が小さな値となった。そこで,その比例関係による期待値に対する実際の音圧値の割合を検出率とすれば,衝突個数が多いほど検出率が低下するという統一的な関係が得られた。

シソーラス用語： *ハイドロホン ,  *流送土砂 ,  *音圧 ,  *流砂量 ,  波形測定 ,  衝突試験 ,  音響特性 ,  水理模型実験
準シソーラス用語： 水理模型試験 ,  *掃流砂

分類 (1件)： 移動床,浮遊,沈殿などの水理  (RC10040U)

引用文献 (11件)：

• 水山高久. 音響法 (ハイドロフォン) による流砂量の連続計測. 砂防学会誌. 1996, 49, 4, 34-37
• 水山高久. ハイドロフォンによる流砂量の観測 (続報). 砂防学会誌. 1998, 50, 6, 44-47
• 水山高久. 常願寺川津之浦下流砂防堰堤におけるハイドロフォンによる流砂観測. 砂防学会誌. 2002, 55, 3, 56-59
• 星野和彦. 流砂等計測システム (六甲住吉型) と観測事例. 砂防学会誌. 2004, 56, 6, 27-32
• 中谷洋明. ハイドロフォンシステムの流砂捕捉率に対する流量の影響に関する事例検討. 砂防学会誌. 2008, 61, 4, 12-20

タイトルに関連する用語 (6件)： 音圧 ,  ハイドロフォン ,  掃流砂 ,  計測 ,  手法 ,  基礎的研究