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J-GLOBAL ID：201002282887103508   整理番号：10A0673239

循環共生社会と技術開発 アスベスト廃棄物の減圧低温加熱無害化とその有効活用

著者 (1件)： 橋本忍 (名古屋工大 大学院工学研究科)
資料名： ケミカルエンジニヤリング  (Chemical Engineering (Tokyo))
巻： 55  号： 7  ページ： 517-520  発行年： 2010年07月01日 
JST資料番号： F0134A  ISSN： 0387-1037  CODEN： CMNGA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 著者らは,新技術の一つとして減圧低温加熱無害化処理装置を開発した。本報告は,その処理装置の概説と現行法規に基づく無害化の評価を行った結果である。加えて,その装置によるアスベストセメント処理物がセメント原料として再利用できることも紹介した。アスベストが原因の健康被害は,現在に至って石綿被害の救済に関する法律など迅速に対応がなされようとしている。しかし,アスベスト廃棄物の処理に関する問題解決はこれからであり,無害化処理認定制度の認可など適切かつ早急な対応を望みたい。それには,この方法なら絶対安全であるという安心感と,エコなど何か地球環境の保全に貢献しているという心理的に良いイメージを与えつつ取り組む姿勢も大切である。現在のCO₂の排出削減などの問題と組み合わせ,例えばセメント製造におけるアスベストセメントの処理とその再生利用の価値を,新規原料を用いて製造する場合のCO₂排出量と比較してその貢献度を強調する,なども一つのアイディアと考える。

シソーラス用語： 社会 ,  リサイクル ,  共生 ,  技術開発 ,  アスベスト ,  *産業廃棄物 ,  *廃棄物処理 ,  減圧 ,  低温 ,  加熱 ,  *無害化 ,  利用 ,  *石綿セメント製品 ,  *セメント ,  *原料 ,  再利用 ,  二酸化炭素 ,  排出量 ,  *資源再生
準シソーラス用語： 循環型社会

分類 (3件)： その他の石材  (YC05070M) ,  石膏・石灰・セメント一般  (YC05010Y) ,  資源回収利用  (SC05060V)

タイトルに関連する用語 (10件)： 循環 ,  共生 ,  社会 ,  開発 ,  アスベスト ,  廃棄物 ,  減圧 ,  低温 ,  無害化 ,  有効活用