抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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これまで本連載講座で述べてきたことに対する質問で多く寄せられた,「新油よりもろ過した使用油の方が焼付き難いのは何故か」,について回答する。エンジン油交換時に新油だけにせず,きれいにした使用油を混入すると焼付き難くなることは古くから知られていた。著者らのデータではろ過した使用油の焼付き荷重は新油よりも20~25%高い。その理由は,潤滑油の有効酸化物がしゅう動面に境界膜を作る,微細な摩耗粉がしゅう動面凹部に入って転がり軸受の役目をする,使用油は耐熱性分子の割合が多い,その他が考えられる。それぞれについて解説した。