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J-GLOBAL ID：201002283350242907   整理番号：10A1017765

石狩川水系忠別川における砂州環境保全手法に関する研究

著者 (4件)： 伊藤将文 (リバーフロント整備セ) ,  坂之井和之 (リバーフロント整備セ) ,  都築隆禎 (リバーフロント整備セ) ,  秋山和也 (リバーフロント整備セ)
資料名： リバーフロント研究所報告  (Report of Technology Research Institute for Riverfront Development)
号： 21  ページ： 105-112  発行年： 2010年09月10日 
JST資料番号： L4833A  ISSN： 1348-9356  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本調査研究は,石狩川水系忠別川を研究サイトとし,ダム運用に伴うダム下流域の河川環境の変化に対し,砂州の保全と樹林化の拡大抑制を適切に実施すること及び河川区域内の河畔林の管理手法を確立することを目的として実施した。具体的には,忠別川では,ダム運用後の出水の減少により多くの裸地河原が樹林に置き換わるという予測に対して,水制等の河道内工法により流水の営力を活用して樹林化の傾向を抑制する手法の検討を行った。流水の営力を活用した河道内工法として,忠別川で多く実績のある水制に着目し,水制の設置による流れや河床形成への作用について平面二次元河床変動モデルによる数値シミュレーションで解析した。結果として,水制工の設置と現状の砂州の切り下げを併用することにより,切り下げた砂州部を再樹林化させずに維持できる可能性について確認することができた。(著者抄録)

シソーラス用語： 河川 ,  北海道 ,  *砂州 ,  *環境保全 ,  *水制 ,  河床変動 ,  ダム ,  数値計算
準シソーラス用語： 忠別川

分類 (1件)： 河川工事  (RC12030X)

引用文献 (6件)：

• ダム構造物が水辺林の更新動態に与える影響, 中村太士, 1999, 応用生態工学会誌
• 二次元モデルを用いた水制を含む河道の計算, 崇田, 清水, 板倉, 1996, 開発土木研究所
• 芦田和男, 道上正規: 移動床流れの抵抗と掃流砂量に関する基礎的研究, 土木学会論文集, 第206号, pp. 59-69, 1972.
• Engelund, F.: Flow and bed topography in channel bends. J. Hyd. Div., ASCE, 100(11), pp. 1631-1648., 1974.
• 長谷川和義: 沖積蛇行の平面および河床形状と流れに関する水理学的研究, 北海道大学学位論文, 1983.

タイトルに関連する用語 (6件)： 石狩川 ,  水系 ,  砂州 ,  環境保全 ,  手法 ,  研究