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J-GLOBAL ID：201002283355744838   整理番号：10A1096558

まったく新しいフッ素化合物合成法「PERFECT」の開発とその応用

著者 (1件)： 岡添隆 (旭硝子 AGC化学品カンパニー)
資料名： 月刊Material Stage  (マテリアルステージ)
巻： 10  号： 5  ページ： 19-21  発行年： 2010年08月10日 
JST資料番号： L5969A  ISSN： 1346-3926  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ペルフルオロ化合物合成法「PERFECT」(PERFluorination of compound then Thermolysis)を紹介する。PERFECT法では,まず,フッ素化したい骨格をもつフッ素を含まない分子をペルフルオロ構造をもつ分子と反応させて部分フッ素化体をつくる。その後で直接フッ素化を行うと爆発を起こすことなく全フッ素化体が高収率で得られる。全フッ素化体を熱分解することによりフッ素を含まない分子に対応するペルフルオロ構造の化合物が得られる。これは反応の共生物が水素のみというグリーンプロセスである。機能性潤滑油,乳化剤の合成にPERFECT法が用いられる。

シソーラス用語： *有機フッ素化合物 ,  フッ素化 ,  熱分解 ,  潤滑油 ,  乳化剤 ,  *化学合成
準シソーラス用語： *ペルフルオロ化合物

分類 (1件)： 反応操作(単位反応)  (XE01040I)

引用文献 (8件)：

• T. Okazoe, Proc. Jpn. Acad., Ser. B, 85, 276(2009)
• T. Okazoe, K. Watanabe, M. Itoh, D. Shirakawa, H. Murofushi, H. Okamoto, S. Tatematsu, Adv. Synth. Catal.343, 215(2001)
• T. Okazoe, K. Watanabe, M. Itoh, D. Shirakawa, S. Tatematsu, Fluorine Chem.112, 109(2001)
• T. Okazoe, K. Watanabe, M. Itoh, D. Shirakawa, K. Kawahara, S. Tatematsu, J. Fluorine Chem., 126, 521(2005)
• T. Okazoe, K. Watanabe, M. Itoh, D. Shirakawa, H. Takagi, K. Kawahara, S. Tatematsu, Bull. Chem. Soc. Jpn., 80, 1611(2007)

タイトルに関連する用語 (4件)： フッ素化合物 ,  合成法 ,  開発 ,  応用