不織布から作られた装置を用いた密閉系において骨髄から間葉系幹細胞を分離する新規な方法

ITO Kinya; ITO Kinya; AOYAMA Tomoki; FUKIAGE Kenichi; FUKIAGE Kenichi; OTSUKA Seiji; OTSUKA Seiji; FURU Moritoshi; FURU Moritoshi; JIN Yonghui; NASU Akira; NASU Akira; UEDA Michiko; KASAI Yasunari; ASHIHARA Eishi; KIMURA Shinya; MAEKAWA Taira; KOBAYASHI Akira; YOSHIDA Shinya; NIWA Hideo; OTSUKA Takanobu; NAKAMURA Takashi; TOGUCHIDA Junya

文献

J-GLOBAL ID：201002283495136390 整理番号：10A0483526

不織布から作られた装置を用いた密閉系において骨髄から間葉系幹細胞を分離する新規な方法

A Novel Method to Isolate Mesenchymal Stem Cells from Bone Marrow in a Closed System Using a Device Made by Nonwoven Fabric

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資料名：
巻： 16 号： 1 ページ： 81-91 発行年： 2010年02月
JST資料番号： W2256A ISSN： 1937-3384 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

間葉系幹細胞と呼ばれる多方向性分化能をもつ細胞を含む骨髄ストロマ細胞(BMSCs)の臨床利用のために,密閉系で骨髄からBMSCsを分離する方法を開発することが重要である。200の生体材料をスクリーニング後に,レーヨンとポリエチレンから成る不織布フィルターを含む装置を開発した。フィルターは,骨髄における単核細胞からBMSCsを選択的に捕獲した。ヒト及びイヌ骨髄細胞を用いて,装置で分離されたBMSCsの生物学的性質が通常の遠心法で得られたものと比較された。装置で分離された全体の数は大きく,特にCD106⁺/STRO-1⁺二重陽性細胞数が大きかった。細胞は,in vitroで骨形成性,軟骨形成性及び脂肪形成性分化能を示した。さらにin vitroでの培養なしで装置により分離された細胞の直接移植が,in vivoでの骨壊死のイヌモデルにおいて骨再生を促進した。

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生物物理的研究法 , 細胞生理一般 , 運動器系の基礎医学

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