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J-GLOBAL ID：201002283590281527   整理番号：10A0632738

企業経営に貢献する強い特許を生み出す施策-企業の環境と具体的施策-

資料名： 知財管理  (Intellectual Property Management)
巻： 60  号： 6  ページ： 933-948  発行年： 2010年06月20日 
JST資料番号： G0276A  ISSN： 1340-847X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 企業経営に貢献する強い特許を生み出すのに有効と考えられる施策を抽出し,出願・権利化,分析・連携,制度・教育の3つの観点から分類し,まとめた。また,各企業が置かれている環境の違いを考慮して,とるべき施策の基本的な考え方を示した。ここでは,「先発メーカと後発メーカ」および「電機業界と化学業界」の2つの切口から,有効な施策を考察した。その他,企業活動の中で実際に起こりそうな事例を想定し,それに応じた有効な施策を検討した。ここでは,新たな材料を開発中または開発した材料メーカ,公知の化学物質に係わる新規製造プロセスを開発した化学メーカ,新技術を開発した電機メーカ,新部品を採用した電機メーカ,成熟市場におけるシェア拡大のために製品メーカ,売上が拡大している市場への新規参入を計画している製品メーカがとるべきそれぞれの施策について述べた。

シソーラス用語： *企業経営 ,  *特許 ,  *企業環境 ,  経営管理 ,  化学工業 ,  電機電子工業

分類 (2件)： 工業所有権  (HA03000C) ,  経営工学一般  (KA01010C)

引用文献 (4件)：

• 2008年度知的財産マネジメント第2委員会第4小委員会,「企業経営に貢献する強い特許を生み出す施策--経営に貢献する強い特許とは--」知財管理, Vol.59, No.10, pp. 1301-1311(2009)『企業経営に貢献する強い特許 (群) とは,「他社排除効果がある」「他社に通用」し「企業の収益の拡大に貢献する」特許である。具体的には,(1) 他社の参入障壁として機能し, 事業独占を可能とする特許 (群)(2) 差別化技術に関する特許 (群) であり, 結果として市場での優位性を確保する特許 (群)(3) 他社も使わざるを得ない特許 (群) であり, それを武器にクロスライセンス等により, 自社に必要な技術のライセンスを取れる特許 (群) である。』
• 知的財産戦略本部, 知的財産推進計画2009, http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/090624/2009keikaku.pdf (参照日: 2010.2.1)
• 知的財産マネジメント第1委員会第2小委員会「経営に資する知的財産活動のあり方」, 知財管理, Vol.58, No.4, pp. 503~518(2008), 特許第1委員会第2小委員会「知的財産における「創造」プロセスへの関与」, 知財管理, Vol.57, No.7, pp. 1111~1127(2007), 等
• 知的財産マネジメント第1委員会第4小委員会,「ノウハウと特許の群管理による技術流出の対応」, 知財管理, Vol.58, No.7, pp. 899~912(2004)

タイトルに関連する用語 (5件)： 企業経営 ,  特許 ,  施策 ,  企業 ,  環境