文献

J-GLOBAL ID：201002283947440513   整理番号：10A0603127

水溶液中界面活性剤自己組織化の明示溶媒モデルシミュレーション

Implicit Solvent Model Simulations of Surfactant Self-Assembly in Aqueous Solutions

著者 (2件)： MORISADA Shintaro (Tokyo Inst. of Technol., Kanagawa, JPN) ,  SHINTO Hiroyuki (Kyoto Univ., Kyoto, JPN)
資料名： Journal of Physical Chemistry B  (Journal of Physical Chemistry B)
巻： 114  号： 19  ページ： 6337-6343  発行年： 2010年05月20日 
JST資料番号： W0921A  ISSN： 1520-6106  CODEN： JPCBFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 初期立体配置で界面活性剤単量体が均一分散している明示溶媒モデルISM-3を用い,水中5~100mMの濃度で界面活性剤自己組織化の分子動力学(MD)シミュレーションを報告した。ISM-3は先に提案したモデル(J.Chem.Theory Comput.2007,3,1163)であり,陽イオン界面活性剤n-デシルトリメチルアンモニウムクロリド(C₁₀TAC)の挙動を調べた。水中343個のC₁₀TAC界面活性剤のMDシミュレーションを25ns間行った。結果として,C₁₀TACは5~15mMで単量体またはオリゴマとして存在し,一方,30~100mMで自己組織化して界面活性剤凝集体を形成した。25nsのシミュレーション間にこれら界面活性剤凝集体の成長と破れを繰返し観測した。サイズ分布と遊離単量体濃度はISM-3が表した水中C₁₀TAC界面活性剤の臨界ミセル濃度は15~30mMの範囲にあり,実測値50~65mMとかなり一致した。

シソーラス用語： *陽イオン界面活性剤 ,  単量体 ,  オリゴマ ,  凝集体 ,  *ミセル形成 ,  臨界ミセル濃度 ,  *自己組織化 ,  水溶液 ,  濃度依存性 ,  分子動力学 ,  計算機シミュレーション ,  時間依存性 ,  ナノ秒 ,  拡散係数 ,  自己拡散 ,  立体配置
準シソーラス用語： サイズ分布 ,  自己拡散係数 ,  分子動力学シミュレーション

分類 (1件)： ミセル  (CB11020N)

物質索引 (1件)： デシルトリメチルアンモニウムクロリド

タイトルに関連する用語 (5件)： 水溶液 ,  界面活性剤 ,  自己組織化 ,  溶媒 ,  モデルシミュレーション