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J-GLOBAL ID：201002284126194618   整理番号：10A0533598

絶滅のおそれのある日本産淡水魚の生態的特性の解明

An evaluation of the ecological features of endangered freshwater fish commonly distributed in Japan

著者 (3件)： 棗田孝晴 ((独)水産総合研究センター中央水産研究所) ,  鶴田哲也 ((独)水産総合研究センター中央水産研究所) ,  井口恵一朗 ((独)水産総合研究センター中央水産研究所)
資料名： 日本水産学会誌
巻： 76  号： 2  ページ： 169-184 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： F0898A  ISSN： 0021-5392  CODEN： NSUGAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,環境省レッドリスト(2007)に記載された絶滅のおそれのある汽水・淡水魚類 226 種と非該当種 132 種を対象とし,生息場所,体サイズ,食性などの 20 変数に着目して,国内広域分布種から絶滅危惧種へと移行した魚種の生態的特性の抽出を試みた。国内広域分布種 109 種のうち 41 種(37.6%)が絶滅のおそれのある種としてリストアップされていた。ロジスティック回帰分析の結果,人間活動における各魚種への干渉や馴染みの程度を示す,人間との距離が,普通種から絶滅危惧種への移行予測に有効であることが示された。(著者抄録)

シソーラス用語： *淡水魚 ,  *生物 ,  生息場所 ,  食性 ,  回帰分析 ,  *生息環境 ,  組成 ,  生息分布 ,  *生態学 ,  *絶滅危惧種
準シソーラス用語： ロジスティック回帰分析 ,  魚種組成 ,  人為的影響 ,  体サイズ

分類 (3件)： 魚類  (FH02020K) ,  個体群生態学  (EE03030S) ,  自然保護  (SB06000L)

引用文献 (65件)：

• 松田裕之. 環境生態学序説-持続可能な漁業, 生物多様性の保全, 生態系管理, 環境影響評価の科学. 2000
• 鷲谷いずみ. 生物保全の生態学. 1999
• 片野修編. 希少淡水魚の現在と未来-積極的保全のシナリオ-. 2005
• 環境省自然環境局野生生物課. 汽水・淡水魚類レッドリスト. 2007
• 環境省野生生物課. 日本の絶滅のおそれのある野生生物「汽水・淡水魚類」. 2003

タイトルに関連する用語 (4件)： 絶滅 ,  日本 ,  淡水魚 ,  生態