文献

J-GLOBAL ID：201002284545391059   整理番号：10A0363839

ヒツジ反芻胃に生息する従来培養不能細菌株の分子モニタリングと単離

Molecular Monitoring and Isolation of Previously Uncultured Bacterial Strains from the Sheep Rumen

著者 (8件)： KOIKE S. (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  HANDA Y. (Rakuno Gakuen Univ., Ebetsu, JPN) ,  GOTO H. (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  SAKAI K. (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  MIYAGAWA E. (Rakuno Gakuen Univ., Ebetsu, JPN) ,  MATSUI H. (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  ITO S. (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  KOBAYASHI Y. (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN)
資料名： Applied and Environmental Microbiology  (Applied and Environmental Microbiology)
巻： 76  号： 6  ページ： 1887-1894  発行年： 2010年03月 
JST資料番号： A0427A  ISSN： 0099-2240  CODEN： AEMIDF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 3頭のヒツジ(平均体重約61kg),4頭のホルスタインウシ(平均体重約880kg)の反芻胃内に稲ワラあるいはセルロース粉末を入れたナイロンバッグを入れ,6時間後に単一炭素源として稲ワラを含む培地でU2グループ菌を富化した。16S rRNA遺伝子のPCR,FISH解析によりU2の分布は1.87%であり,U3グループは0.03%と判定した。反芻胃中で植物繊維に付着したU2グループの強い蛍光シグナルが認められ,稲ワラに増殖した菌をグラム陰性菌阻害性フェニルエチルアルコール添加培地で培養し,U2グループの2菌株B76,R25を単離し,グラム陽性の短かん菌~球菌であることを認めた。そのサイズは0.5~0.8μmであ,B76はキシラナーゼ,α-L-アラビノフラノシダーゼを有し,とくにキシラナーゼ活性が強かった。R-25のα-L-アラビノフラノシダーゼ活性はB76より高かった。反芻胃中でB-76,R-25はヘミセルロース分解に関与すると考えられた。

シソーラス用語： ヘミセルロース ,  消化酵素 ,  キシラナーゼ ,  グリコシド結合ヒドロラーゼ ,  ヒツジ ,  ホルスタイン ,  反芻胃 ,  *瘤胃微生物 ,  ミクロフローラ ,  *稲藁 ,  *粗飼料 ,  rRNA遺伝子 ,  生物分類
準シソーラス用語： 16S rRNA遺伝子 ,  アラビノフラノシダーゼ

分類 (2件)： 微生物の生態  (EG03040J) ,  粗飼料  (FD07020H)

タイトルに関連する用語 (8件)： ヒツジ ,  反芻胃 ,  生息 ,  培養不能細菌 ,  株 ,  分子 ,  モニタリング ,  単離