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J-GLOBAL ID：201002284835366155   整理番号：10A0533463

加速器ビームダクトへの MO 型フランジの応用 3 -ステンレスフランジでの経験,そして銅・アルミ合金フランジへの展開-

Application of MO-Type Flange for Accelerator Beam Ducts 3

著者 (9件)： 末次祐介 (高エネルギー加速器研究機構) ,  白井満 (高エネルギー加速器研究機構) ,  大塚美智夫 ((株)オオツカ) ,  西殿敏朗 (コミヤマエレクトロン(株)) ,  渡邊一彦 (コミヤマエレクトロン(株)) ,  鈴木康明 (金属技研(株)) ,  森重晶 (金属技研(株)) ,  土屋将夫 (金属技研(株)) ,  米本朋弘 (金属技研(株))
資料名： Journal of the Vacuum Society of Japan  (Journal of the Vacuum Society of Japan)
巻： 53  号： 3  ページ： 144-147 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： G0194A  ISSN： 1882-2398  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ステンレス製Matusmoto-Ohtsuka(MO)型フランジの良好な結果を踏まえ,粒子加速器用の真空ビーム管において銅合金(C18000)およびアルミ合金(A2219,2024)製フランジを適用する可能性を調べた。ステンレス製フランジのビーム運転時の発熱はビームに伴う壁電流によるJoule損や内面への放射光照射によるものと考えられるので,この問題は電気伝導率,熱伝導率のよい銅(合金)製のフランジを採用することで解決できる。銅合金フランジはステンレス鋼フランジを同等の真空シーリング性質を示し,銅合金フランジをもついくつかのビーム管をKEKB Bファクトリー陽電子リングに設置することに成功した。アルミ合金フランジについては,ジュラルミン系のアルミ合金(A2219,2024)は硬度が高く,フランジ素材としては有望である。シール面の硬度向上のため被覆処理なとも不必要と思われる。

シソーラス用語： *加速器 ,  *真空シール ,  *フランジ ,  ステンレス鋼 ,  *銅合金 ,  *アルミニウム合金 ,  発熱 ,  陽電子 ,  粒子ビーム

分類 (1件)： 真空技術  (BA02020L)

引用文献 (8件)：

• 1) A. Novokhatski, J. Seeman and M. Sullivan, Proc. 2003 Particle Acc. Conf, Portland, Oregon, 2003 (2003) 2294.
• 2) SuperKEKB Task Force, KEK Report, 2004 (2004).
• 3) Y. Suetsugu, K. Kanazawa, K. Shibata, H. Hisamatsu, K. Oide, F. Takasaki, A.E. Bondar, V. Kuzminykh, A. Gorbovsky, R. Dostovalov, K. Sennyu and H. Hara: NIM-PR A, 538 (2005) 206.
• 4) Y. Suetsugu, M. Shirai and M. Ohtsuka: J. Vac. Sci. Technol. A, 23 (2005) 1721.
• 5) Y. Suetsugu, M. Shirai and M. Ohtsuka: Shinku, 49 (2006) 135.

タイトルに関連する用語 (11件)： 加速器 ,  ビームダクト ,  Mo ,  型 ,  フランジ ,  応用 ,  ステンレス ,  経験 ,  銅 ,  アルミ合金 ,  展開