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J-GLOBAL ID：201002284853692957   整理番号：10A0191132

集成材の耐久性調査研究 2 日本および米国に現存する建物の集成材調査

著者 (2件)： 新藤健太 (森林総合研) ,  宮武敦 (森林総合研)
資料名： 住宅と木材
巻： 33  号： 386  ページ： 19-28  発行年： 2010年02月15日 
JST資料番号： L5990A  ISSN： 0286-4533  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 日本および米国に現存する建物における集成材の劣化状況調査結果の概要を紹介した。長期間実使用環境下にある建物の実地調査の結果,以下の知見を得た。(1)風雨や日射に直接さらされる環境下ではレゾルシノール樹脂接着層であっても劣化進行が認められた。(2)限られた温湿度条件ではあるが,ユリア樹脂接着剤やカゼイン接着剤で接着された集成材でも50年から74年間構造部材として使用されている。(3)正しく製造された集成材を使用すれば,少なくとも50年あるいは75年といった期間において,建物の廃棄・取り壊しの主要因となるような接着性能の低下は生じないと推察された。

シソーラス用語： *集成材 ,  *耐久性 ,  日本 ,  アメリカ合衆国 ,  建築物 ,  *現地調査 ,  劣化 ,  等級づけ ,  曲がり梁 ,  柱 ,  平面計画 ,  *接着部 ,  合成樹脂接着剤 ,  天然接着剤 ,  カゼイン

分類 (2件)： 木材の性質・構造  (FF05020Z) ,  有機質材料  (RA06030O)

引用文献 (14件)：

• 藤井毅: 集成材建築の耐久性調査(I)-既存集成材建築の劣化状況, 木材工業, Vol.35, pp. 443-449(1980. 10)
• 藤井毅: 集成材建築の耐久性調査(II)-耐久性能評価方法, 木材工業, Vol.35, pp. 495-501(1980. 11)
• 宮崎県南部森林管理署提供資料
• Andreas J. Rhude: Forest Prod. J., Ver46, No.1, pp. 15-22(1996)
• 気象庁ホームページ: http://www.jma.go.jp/jma/menu/report.html

タイトルに関連する用語 (6件)： 集成材 ,  調査 ,  研究 ,  日本 ,  米国 ,  建物