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J-GLOBAL ID:201002284926667255   整理番号:10A0124050

MCF7細胞におけるアルド-ケトレダクターゼ1C3発現により乳癌における過剰発現を説明できるかもしれないステロイドホルモン及びプロスタグランジン代謝における役割を明らかにする

Aldo-keto reductase 1C3 expression in MCF-7 cells reveals roles in steroid hormone and prostaglandin metabolism that may explain its over-expression in breast cancer
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資料名:
巻: 118  号:ページ: 177-187  発行年: 2010年02月15日 
JST資料番号: C0595A  ISSN: 0960-0760  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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アルド-ケトレダクターゼ(AKR)1C3(5型17β-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ及びプロスタグランジンFシンターゼ)は乳房においてステロイドホルモン及びプロスタグランジン(PG)代謝を介して増殖を促進する可能性がある。精製組換AKR1C3はPGD2を9α,11β-PGF2に,Δ4-アンドロステンジオンをテストステロンに,プロゲステロンを20α-ヒドロキシプロゲステロンに,及びエストロンを17β-エストラジオールに還元する。本研究では,乳癌における過剰発現のモデルを作るためにAKR1C3を安定に発現するMCF7細胞(MCF7-AKR1C3細胞)を確立した。AKR1C3発現によりMCF7細胞によるステロイド変換が増加し,エストロゲン前駆体状態へと導いた。予想外に,エストロンは他の基質と0.1μMで比較した場合,MCF7-AKR1C3細胞により最も速く還元された。MCF7-AKR1C3細胞はエストロン及び17β-エストラジオールに応えて親細胞より3倍速く増殖した。従って,AKR1C3は減衰エストロゲン受容体α誘導増殖に対する潜在的標的を示した。また,MCF7-AKR1C3細胞はPGD2を還元し,PGJ2生成物を形成するために脱水が制限された。AKR1C3生成物は9α,11β-PGF2として確認され,立体特異的に安定な同位体希釈液体クロマトグラフィー-質量分析法により定量した。この方法は炎症刺激に応えて内因性プロスタグランジン形成におけるAKR1C3の役割の試験を可能にした。AKR1C3の発現によりMCF7細胞に対するPGD2の抗増殖作用が減少し,AKR1C3は15-デオキシ-Δ12,14-PGJ2(15dPGJ2)の還元的生成によるペルオキシソーム増殖因子活性化受容体γ(PPARγ)シグナル伝達を制限することを示唆した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
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腫ようの化学・生化学・病理学  ,  酵素一般  ,  遺伝子発現  ,  ホルモン・サイトカイン・生理活性ペプチド一般 
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