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J-GLOBAL ID:201002285516167855   整理番号:10A1163694

水力発電設備の耐震性能照査に用いる大規模地震動の検討

著者 (3件):
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号: 213  ページ: 65-71  発行年: 2010年10月26日 
JST資料番号: S0156A  ISSN: 0011-5347  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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水力発電設備は種々の構造物で構成されており,地震の影響によって構造物が損傷した場合には公衆災害を引き起こす可能性がある。このため,ダムを含む水力発電設備の大規模地震時の耐震性能を明確にするために,これまでわが国で用いられてきた静的震度法に代わって,動的な手法によって大規模地震に対する構造物の耐震性能を評価することが課題となっている。大規模地震に対する水力発電設備の耐震性能照査には,構造物の設置地点において発生する可能性のある大規模地震を評価し,さらにこのような地震によって個別構造物に作用する地震力を評価することが必要となる。わが国では,強震動予測手法は,1995年に発生した兵庫県南部地震以降多くの研究者により検討が進められ,種々の方法が提案されている。代表的な方法としては,a)距離減衰式を用いる経験的手法,b)グリーン関数法による半経験的手法,c)理論的手法,d)半経験的手法と理論的手法を組み合わせるハイブリッド法,が挙げられる。このうち,半経験的手法は,小規模地震による地震動波形を重ね合わせることで大規模地震による地震動波形を合成する方法であり,小規模地震の作成方法には,観測地震波形を用いる方法と,地震動の統計的特性に基づく方法がある。前者を経験的グリーン関数法,後者を統計的グリーン関数法と言う。半経験的手法のひとつである統計的グリーン関数法は,想定した地震断層を小断層に分割して小断層ごとに人工地震動を作成し,これをグリーン関数として断層位置における地震動を合成し,さらに伝播特性,増幅特性を考慮して検討対象地点における地震動とする手法である。この方法は,震源特性,伝播特性やサイト震動特性を的確に推定する必要があり,パラメータ設定により結果が大きく異なることが課題とされている。そこで,本論文では,固有周期0.2秒程度のコンクリート重力ダム地点における統計的グリーン関数法による強震動予測に関して,まず平均的な震源特性に関するパラメータを設定して基本ケースの強震動予測を行い,次にパラメータ設定における不確実性を考慮して震源特性に関する各パラメータが強震動予測結果に与える影響について検討する。(著者抄録)
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分類 (2件):
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自然災害  ,  水力発電 
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