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J-GLOBAL ID：201002286303854871   整理番号：10A1096564

「冷やす」,「熱を逃がす」ためのマテリアルとデバイス 2010 ピッチ系炭素繊維を用いた放熱材料

著者 (1件)： 荒井豊 (日本グラファイトファイバー 広畑工場)
資料名： 月刊Material Stage  (マテリアルステージ)
巻： 10  号： 5  ページ： 38-40  発行年： 2010年08月10日 
JST資料番号： L5969A  ISSN： 1346-3926  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ピッチ系炭素繊維の特徴および電子機器関連の放熱用途にピッチ系炭素繊維を用いた事例を紹介する。放熱用途に用いられるメソフェーズピッチ由来のピッチ系炭素繊維は黒鉛結晶が高度に配向し大きな結晶サイズを有し,高強度,高弾性率および高熱伝導率の特徴を有する。ピッチ系炭素繊維の熱伝導率の特性を利用した応用例として放熱特性を高めた回路基板があり,半田割れが発生しにくい特徴のため半田接合の信頼性が高いため航空・宇宙分野の軽量基板として使用される。ピッチ系炭素繊維を充填剤として用いることで射出成形可能な樹脂材料で金属に匹敵する熱伝導率が得ることができ,金属ダイキャスト品の代替も可能である。

シソーラス用語： *炭素繊維 ,  放熱器 ,  グラファイト ,  *熱伝導率 ,  材料 ,  充填剤 ,  複合材料 ,  膨張係数 ,  射出成形 ,  *ピッチ系炭素繊維 ,  PMC【材料】
準シソーラス用語： 回路基板材料 ,  高分子複合材料

分類 (2件)： その他の紡糸・製糸  (YM03050G) ,  充填剤,補強材  (YH05030J)

引用文献 (5件)：

• Bertram, A., Beasley, K. and Torre, W. Naval Engineers J., 104(1992)276-285
• Vasoya, K. K U. S. Patent 2008/001 1507(2008)
• 例えばStablcorホームページ, http://www.stablcor.com/
• 鮫島壮平, 尾崎毅志, 佐藤貞夫, 井上淳史, 鈴木顕太郎, 大須賀弘行, 松井捷明 第51回宇宙科学技術連合講演会講演集2A16(2007)
• 石原奈津子 特開昭2005-146057(2005)

タイトルに関連する用語 (2件)： ピッチ系炭素繊維 ,  放熱材