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J-GLOBAL ID：201002286606390444   整理番号：10A0376478

2003年十勝沖地震の地震記録に見られる地盤の非線形応答に関する研究

A study on nonlinear site response appeared on strong ground motions during the 2003 Tokachi-oki earthquake

著者 (6件)： 三輪田吾郎 (北大 大学院工学研究科) ,  高井伸雄 (北大 大学院工学研究科) ,  清水学 (北大 大学院工学研究科) ,  笹谷努 (北大 大学院工学研究科) ,  前田宜浩 (北大 大学院理学研究院) ,  山本明夫 (応用地質)
資料名： 北海道大学地球物理学研究報告  (Geophysical Bulletin of Hokkaido University)
号： 73  ページ： 195-205  発行年： 2010年03月19日 
JST資料番号： F0069A  ISSN： 0439-3503  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2003年十勝沖地震における北海道内の各強震観測点でS波の地表/地中スペクトルとS波部分のH/Vスペクトル比ををとり,地盤の非線形応答性状を示した観測点を抽出した。抽出したK-NET浦河とKiK-net豊頃でのS波速度構造を推定し,弱震および2003年十勝沖地震本震・最大余震での強震記録のシミュレーションを行った。2観測点での地盤の非線形挙動時には,シミュレーション結果と比べ,高周波でのスペクトルの低下などの特徴が共通して見られた。最大余震時のHKD109においては,TKCH07を含め他の非線形応答発生観測点で現れない,大加速度を伴うスパイク状の特異な波形が現れた。これは,サイクリックモビリティを伴う非線形応答が発生したためで,通常の地盤の非線形応答とは地盤増幅特性に明確な差があった。

シソーラス用語： 大地震 ,  *地震記象 ,  *地盤 ,  応答 ,  観測網 ,  余震 ,  S波【地震波】 ,  *2003年十勝沖地震 ,  最大余震 ,  *非線形応答 ,  強震観測網
準シソーラス用語： KiK-net ,  K-NET ,  地震記録

分類 (1件)： 地震学一般  (DC03020A)

タイトルに関連する用語 (5件)： 2003年十勝沖地震 ,  地震記録 ,  地盤 ,  非線形応答 ,  研究