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J-GLOBAL ID：201002286719942460   整理番号：10A1454748

観測の現場を訪ねて-23 東京都三宅島雄山噴火災害跡地における土砂流出量の観測

著者 (2件)： 黒川潮 (森林総合研 関西支所) ,  小川泰浩 (森林総合研)
資料名： 砂防学会誌  (新砂防)
巻： 63  号： 4  ページ： 59-62,1(1)-1(2)  発行年： 2010年11月15日 
JST資料番号： G0196A  ISSN： 0286-8385  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2000年の東京都三宅島雄山噴火活動後からこれまでに実施してきた土砂生産・流出の実態調査についてとりまとめた。三宅島森林復旧に向けた取り組み,観測を実施する上で生じた問題点について報告した。特に火山灰が多量に堆積した斜面や流域における土砂生産・流出の実態および緑化の可能性を明らかにすることを目的とした土砂流出調査について報告した。また,三宅島で観測を行う上で特に問題になったのは,高濃度で噴火口から噴出される火山ガスの影響であった。火山ガスは酸性度が非常に高く,雨や霧に溶けやすいので高濃度の酸性雨,酸性霧となって観測機器の隙間に入り,様々な問題を引き起こしたことを報告した。

シソーラス用語： *土砂流出 ,  土砂災害 ,  噴火活動 ,  *火山ガス ,  火山灰 ,  伊豆七島 ,  火山 ,  *災害調査 ,  災害復旧 ,  酸性雨
準シソーラス用語： 三宅島 ,  三宅島火山

分類 (2件)： 一般,砂防工学  (RC12010B) ,  自然災害  (RA02030M)

引用文献 (6件)：

• 石原肇. 三宅島緑化ガイドラインの策定について. 植生情報. 2006, 10, 1-10
• 風早康平. 三宅島火山2000年噴火における火山ガス-火山灰の付着ガス成分およびSO_2放出量から推測される脱ガス環境-. 地学雑誌. 2001, 110, 2, 271-279
• 中田節也. 三宅島2000年噴火の経緯-山頂陥没口と噴出物の特徴. 地学雑誌. 2001, 110, 2, 168-180
• 竹下幸. 去川森林理水試験地における流出土砂量の経年変化. 日本林学会論文集. 1985, 96, 589-590
• 東京都. 平成12年 (2000年) 三宅島噴火災害誌. 2007

タイトルに関連する用語 (7件)： 観測 ,  現場 ,  東京 ,  噴火 ,  災害 ,  跡地 ,  土砂流出